見出し画像

22大分旅02

寝ている間にも、車を叩く雨音が聞こえる。
5時に起きるが雨。
とりあえずご飯食べるが、止まず。天気予報では朝のうち雨だ。
しばらく車中で待機。どんどん周りに車が来て、皆カッパを着て出発していく。
8時まで粘ったが、覚悟を決めて、カッパを羽織って出発。

くじゅう連山とは名の通り、いくつもの山頂が連なる群山である。
名のあるピークのうち、標高1700mを超えるものが9座あり、それを巡るのがくじゅう17サミッツと言って、ひとつのモデルコースになっている。

そしてこの時期は、ミヤマキリシマという花が咲き乱れるらしい。
しかしまあ小雨降り、ガスが湧き、遠くは見渡せない。ひたすら歩いて、最初のピーク、星生山に到着。斜面には紫色のミヤマキリシマ大群落。しかし視界50メートル程。


続いて久住山。途中で会った登山者に、久住山の北側斜面にミヤマキリシマがたくさん咲いてる、と聞き、見てみると確かに。もっと見通せればなー。


登り返して三座め天狗ヶ城。たまにガスの切れ目があり、御池が見える。カルデラ湖のようだ。
稜線を歩いて、最高峰中岳。ここで雨も完全に止み、ガスも晴れだす。今まで歩いて来たところが見えてテンション上がる。


北アルプスのような稜線を歩いて五座めの稲星山。地味ながらベンチがわりの岩がある。
低木の樹林帯を越えて、白口岳。今日の宿泊地、坊ガツルキャンプ場と湿原が見える。


ここから鉾立峠までの下りが、足下が荒れていて神経を使う。
峠から平坦な道を行くと、唯一の山小屋、法華院温泉山荘に到着。まだランチをやっているので、カレーを注文。


ここから5分ほど歩くと、キャンプ場。なんと無料。トイレ、炊事場もあるのに。
トイレにはうじ虫がいたが、鳥の餌だろう。
既に二張りあり、適度な距離をとってテント設営。

まだ2時半だ。天気もいいので、残り三座のうちのニ座を踏みに行く。
キャンプ場から1時間、標高にして500メートルほど登ると大船山。ここからは池と、北側にかけてミヤマキリシマが綺麗。


さらにそちらの方に歩き、八座めの北大船山。向かいの平治岳ヶよく見える。大戸越と書いてうとんごしと読む峠を越え、泥々の道を経てキャンプ場に戻る。5時。ビール飲んで1人宴会しつつ、家から持ってきた賞味期限近い大量のマカロニを茹でて、レトルトのパスタソースをかけて食べた。
天気のせいか平日だからか、テントは全部で4張り。ぐっすり寝ました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?