アプリ「TypeWriter」をつくる①

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文字数　　　　　　1930文字
推定読了時間　　　約４分

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こんにちは私です。
これからTypeWriterというテキストエディターのWEBアプリを作ります。
今回は作ろうと思ったきっかけから、Typewriterのビジョンまで語ろうと思います。

作ろうと思ったわけ

皆さんは、今何でコミュニケーションをしているでしょうか？
おそらくLINEやX、Instagram、Youtube、TikTokを使っているでしょう。
私も、有名なSNSツールは大体触ったことがあるつもりです。
そんな中で私が母校の先生に手紙を書く機会がありました。
手書きで書くか、タイピングしたものを印刷するか悩みながらも30分くらいかけてタイピングして、封筒に入れる前に印刷した紙を見て私は思いました。
私の３０分は伝わるだろうか？と
AIが書いたかもしれない文や動画、音楽と
私が１時間、２時間かけた文や動画を同じように見られ、聞かれるのは悲しくないかと
そう思いました。

そう思ってから自分の気づきを少し深堀りすることにしました。

深堀り

私がこう思ったのは何が理由なのでしょうか、
今までの人はそう思わず、今私が思ったのはなぜなのでしょうか？

言葉の重みが減った

その理由は文字の重みではないでしょうか。
例えば、
もし100文字の文章を相手に伝えるのに100円かかったらあなたは何を伝えるでしょうか？
30秒の言葉を相手に聞かせるのに10円かかったらどんな言葉をあなたは選ぶでしょうか？
古くはコミュニケーションには手紙、便箋、電話、電報が使われました。
手紙は今より届くのが遅かったし、電話は高いし家にいる時しか使えず話せるのは今だけという状況で言葉を選ぶ必要がありました。
少し昔でも、SMSは50文字で3円とか400文字だと20円くらいします。
(SMSは今でもありますが……主流じゃないので昔で許してください)
昔はコミュニケーションに多くのお金がかかったのです。

しかし今はどうでしょうか？LINE電話ならタダ、XやYoutubeもタダで見れる。TikTokは情報の消費速度を急増させ、無料の情報がインターネットという空間に広がり続けています。
SNSは大量の情報を素早くそして、双方向に送りあえるように進化を続けています。そしてその進化の中で、メッセージは簡素化され、紙の質感・文字の震え・声のよどみ・抑揚など様々な情報がカットされていきました。
しかし、そのカットされた部分に感情の要素が含まれていたのではないでしょうか。
それがカットされるから感情が伝わらないと思ったとそう思いました。

ではどうすればいいのか？

じゃあ何を作ればいいのか？

作る前にいろいろと記憶をたどったり、調べてみました。
例えば、
＠cremaさんが考えていたのは、エモーティコン（絵文字）によって感情部分を補填するというアイデア
西野亮廣さんの考えていたのは、レターポッドという1文字を5円で買って、メッセージを送りあい、送られたメッセージの文字を仮想通貨のように使いまた文字を送りあえるシステム、お金を付与することで、文字数に価値をもたせるというアイデア
です。

私のアイデア

この2つを見て私は文字が消せないメールアプリ”Typewriter”を思いつきました。
Typewriterは手紙とメールを融合したようなアプリです。
タイプした文字が消せず、間違えれば書き直すしかない。
時間をかければかけるほど字はかすんだり、汚れたり、そしてメールの末尾には所要時間と書き直した回数が書かれ、その人が使った時間が感情として文章に載ると思いました。

西野亮廣さんのアイデアはお金が軸になっていますが、
時は金なり
というように、時間はお金同様に大切なものです。特に時間の消費スピードが速い私たちにとってはむしろお金より身近で、お金より貴重なものかもしれない、そう考えました。
Typewriterは文字が消せません、本物のタイプライターのように文字が長くなればなるほどタイプミスのダメージが大きく、タイプミスをしないために文章を考え、1つ1つ打っていく時間が必要です。
そして、その時間が文字のかすれや紙の汚れ、メールの末尾に記載する所要時間に現れれば、本物の手紙のように、カットされるはずだった情報をつけたしてタイプライターというワープロにとって代わられた技術が、今度は思いを伝える技術として価値を持つと考えたのです。

まとめ

とこのようにしてTypewriterを作ろうと思い、現代版手紙としてTypewriterの仕組みを考えていったわけです。
ここから、実際どんな機能があって、どんな要素があったら面白そうか…
もっと詳しい話をしていきたいと思います。
では、またの機会に