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ドラマ「25時、赤坂で」脳直7話感想


ネタバレしかしていません。
原作にも触れています。
そして長いうえに有益なことは何も書いておりません。
(自分の語彙力のなさと表現力のなさにひたすらに打ちのめされる時間)
脳直なので尚のことアホです。
7話が一番切なかった気がする……そして終わりが史上最速で早かった気がする…(これは毎度言っている)


佐久間さんと山瀬に会いたい
佐久間さんと山瀬に会いたい
佐久間さんと山瀬に会わせてほしい……行きまーすって言ってほしい。
直前のインライも新原くんと葵汰くんのお二人なので、より佐久間さんと山瀬不足を感じる今現在…(もちろんお二人のインライが嫌とかではない。断固としてそれはない。むしろありがとう。その感想はまた別で…)
8話予告に出てきた、酔った白崎くんを支える山瀬とかけよる佐久間さんだけが今私の希望といっても過言ではない。
7話色々演出とか天才すぎましたね……それが故に切なすぎる。

6話前のインライで葵汰くんが「こっからは俺が…」と言っていた意味を身をもって知る…

白い空間にポツンと置かれた箱、これが出てきた時「はじま…ったの?」と戸惑ったの私だけか?この箱が今回こんなに自分に響いてくることになるとは冒頭で思わなかった…。
お母さんに渡そうと思ってニコニコして部屋に行ったのに「笑うときは歯を見せちゃだめ」って言われて渡せないのがもう切ない。子どもはどこまでも親に喜んでもらいたい生き物だというのに。原作4巻のお母さんとのエピソードの方が長く描かれていたけど、雛形さんの演技とセリフでもう充分。羽山さんの容姿のみに重きを置いているのが、原作読まなくてもモノローグと併せてしっかり伝わってきてキツイ。親からもらう言葉って、もらった時はそうでもなくても、大きくなった時に枷になるんだよ。プレゼントをぎゅーーーーってリボンで包装紙ごと縛る姿が「自分が鈍感になって何もかも全部しまって、外に出さなければいい」って子どもながらに無意識に植え付けなきゃいけなかったんだって観てるこちらをものすごい悲しくさせる。葵汰くんのモノローグが、耳心地いいのに言ってる内容が内容だから感情をどこに置いたらいいかわからなくてすごく困った。

三原さんが羽山さんの良い友だちであることがまず救いだったのかなって思う。自分に感情がないから「むかつかないの!?」って言ってくれる存在を前にしても「三原は……元気だよね」になってしまうんだろうけど(ここは原作の羽山さんと三原さんのまんまのようでとてもとても好き。でも感情が切ないに振っていたから笑いきれなかった)
三原さんという、羽山に比べれば「まとも」(と評していいかわからないけど。少なくとも羽山さんよりは)な人と友だちになれたことも、羽山さんには大きかったのかなって気がする。しかもずっとお付き合いが続いていくんだもんね。どうやってお友だちになったのか、今更ながらに気になります。

映研のメンバーの中でもひと際ものすごいオーラを放つ羽山さん。そりゃ誰だってあんな風に目がハートになってしまうよ。立ってるだけでいいとか言われて妬まれるよ。
演技をしたことがないというのに、期待されたことに応えようと集中する姿が何というか…いじらしさを感じてしまって……幼い頃にお母さんに言われた「歯を見せて笑わない」って言葉に応えようとしていただろう姿と勝手に重ねてしまって(そんな見方してる人いないかもしれない)、複雑な気持ちになってしまった。
こんなにも綺麗で、オーラがあって、立っているだけで目立って……を体現する葵汰君の羽山さんとしての佇まい、ただただ凄すぎて、今週もまた「この人に堕ちたらいかん…堕ちたら大変な気がする」と足掻く。でもあんまり今週は冗談が言えない情緒。(言ったらごめんなさい)

自分の感情が育ってこなかったから、映研で友だちに怒鳴る役で感情を出したことで演技の面白さを感じて、色々な作品を観ることにしたのだと思うけど、悲しい時、うれしい時、怒った時を感じにくいということなんだよね。きっと。自分でまずその気持ちを感じることが少ないし、そんな時に自分がどんな風に動いたり見えたりするか考えても自覚できないんだろうなって。「インプットしたものをアウトプットするだけ」と原作の羽山さんも言っていたけど、そこに自分の感情だったらどうかというものは存在していないんだね。本当に幼少期の影響というのは計り知れない……身に覚えがあるだけに余計……
出来た作品の上映が終わって最初に聞こえてきた感想が「顔がいい」。ここ、一話の冒頭で白崎くんが信号待ちしている時とほぼ同じ状況だよね。ここには白崎くんがいない……白崎くんが恋しい……(もはや自分の中に羽山さんがいるんじゃないかと時々思うことがある……) 顔が良いと褒めてくれることに応えていけばいい、というモノローグもいじらしさを感じてしまってしんどかった。「なんで顔だけなんだよ」「芝居はどうなんだよ」っていう感情が一ミリもわかないところが羽山麻水という人なんだなということが、ここのモノローグですごく伝わってきてしまった。

次のシーン、遠目からでも「白崎くんが来る!」というのがわかって心躍る。
白崎くんの瑞々しい感じが……とても目を惹く雰囲気ありませんか、ここの白崎由岐。羽山さんも振り返ってしまっている……この時点で白崎くんに惹かれてるんだ……感激……見た目も好きなのかもしれないけど(ドラマの羽山さんと白崎くんは性志向がわからないとはいえ…そこが原作と共通なんだとしたら)。白崎くんが放つ雰囲気がもう羽山さんのことを捉えていたんだね……感激……もうこのすれ違うシーンで本格的に泣けてきてしまう。え、まだ赫赫流れてないんですよ。もう泣くの?泣かされるの?
6話は切ない回になるって分かっていたけど、最初に羽山さんの「攻め」で始まって、キュンとした部分もあったから良かったけど、7話は始まりからもう泣ける。大丈夫か、こんなところから泣いていて……
大学生時代の羽山さん、お洋服がカジュアルだけど真っ黒だから、余計に白崎くんの7話での登場が「ああ、この子が羽山さんの光のようなものになるんだな」っていう対比を感じてしまって余計に堪らない。

映画のDVDの貸出ノート、これ葵汰くんと新原くんが書いてるんだよね。(後から、新原くんは原作の白崎くんの字をまねて書いてみたというポストを目にして見事に被弾した)お二人本当、字も(も、です。も)綺麗でそんな所も好き。綺麗に書けなくてももはやお二人が好きです。
三原さん、「しょうもない感想!」ってまた怒ってくれるあたり、羽山さんのことをちゃんと見ようとしてくれていて、ちゃんと一人の人間として付き合ってるんだなっていうのがわかる。三原さんは原作だと割とふざけている描写が多いから(白崎くんをからかう三原さんが大好きです)ドラマの三原さんを見て、ちゃんと羽山さんを理解してくれている人だし、「しょうもない感想」と言う辺り、映画を撮ること自体にもきちんと向き合ってる人なのかなって思った。なんか原作でもそんな一コマあったようななかったような…あとで確認しよう。3巻の三原さん回のキスするあさゆき大好きだから、ここはぜひ映画で拝見したいです、テレ東様。もうテレビ東京様に脚向けて寝ておりませんので…ぜひ…(唐突な懇願)
それでも「褒めてくれるんだからいい」って言ってしまう羽山さん……「どうでもいい」のか「他はあまり褒められてこなかったから、顔でも褒めてくれるならいい」のか「顔がいいっていう皆の期待に応えられたからいい」のか、どれにしろとてもしんどいものがある。
そういえば、貸出ノートとか、感想用紙で名前だけを覚える描写が「耳をすませば」みたいでくすぐったさを感じたのは秘密です(秘密?)
私も長いですけど、白崎くんも長い。映画の感想、長い。多弁な人ではないのに映画のこととなると筆が乗る白崎くんが愛おしい。原作と一緒でうれしい。
「羽山さんのいろんな演技がもっと見たい」って感想に書いてあったけど、わかるよ。白崎くんわかる。原作だと羽山さんはイケメンの役しかやってないみたいだけど(by 山瀬)そうじゃない羽山さんの演技、私も観たい。天狗の末裔とか、ピアニストの役とか…あれ、なんかちょっと聞いたことがある。(情緒がおかしくなってるのでごめんなさい)

「羽山麻水、真のファン一号!」って尊い。
「羽山麻水、真のファン一号、白崎由岐」って字面が尊すぎませんか。白崎くん羽山さんのこと見つけてくれてありがとう。ここまでほとんど姿を見ていないのに、貸出ノートと感想用紙の字だけでもう白崎くんが愛おしいよ。
映研のカメラを回す前の白崎くんが、2話の時と同じように頭にグーで集中している……2話…2話への懐古。大学生白崎くんの静かな演技とても良い。目を惹くってまさにこのこと。
先輩への忖度なしの意見をぶつける白崎くんがもうたまらなく眩しく見える。「むき出し」という言葉が本当にぴったり。人に物申すことなく生きてきた私からしても白崎くんが眩しすぎる。あ、だからか。だから私も白崎くんが愛おしいのか。やばい。本当にこのタイミングで白崎くんへの自分の愛を自覚してしまった…羽山さんと同じ顔になってしまうよ……ずっと目で追うのわかる。ずっと見ていたくなるのわかるよ、羽山さん。

キャップをかぶっていても上品な羽山さん。白崎くんのコーヒーの好みはここで把握したんだよね。一人でいるのことが多いこと、コーヒーは甘くして飲むということ、感情むき出しで相手に向かっていくこと全部、心の中に大事にしまってたんだよね。感動。そして大学生羽山さんから初めて聞く「白崎くん」。顔も名前も覚えてる、というだけの存在ではもはやない。
それにしても三原さんがとても大事な役回りすぎる。「忖度ゼロボーイ」の言葉選び天才では。そして包装紙の話とか、生きづらい二人の比較とか。包装紙かけすぎて~の話を聞いて、冒頭の包装されたプレゼント思い出して「これは繋がってたり…しないよね」などと思ってみる。あのプレゼントの包装は一枚だけだったけど、「お母さんにもうあげない!」ってぎゅーーーってリボンを包装紙ごと締め付けた時に、もう羽山少年の中の包装紙は何枚にも重なっていたのかもしれないよ…切ない。
「自分でも何考えてるかわかんなくなっちゃってない?」が耳が痛すぎて……またさらに泣けてくる。
自分が何を考えているか分からないことも分からないんだよ。だから大事な映画の感想を「顔がいい」って言われても怒ることもあまりしない。前に読んだ本の中に「まっとうに怒ることができるのは、自分がそんなことをされる人間じゃないと自分のことを大事にしている証拠だ」みたいな一文があったのを思い出した。羽山さんはお母さんや周りに大事にしてもらってきたのは容姿だけだから…自分を大事にすることやその術を知らないのかもしれないな。また泣く。

原作と一緒の「羽山さん演技の仕事しないんですか。ありえねぇ」が聞けた。とても幸せ。大変に幸せです。
白崎くんがここでも眩しい。もうずっと眩しい。
一話で「喋ったことあるよ。一回だけ」って羽山さん言ってたけど、これはもはや喋ったという範囲に入るんだろうか。言葉を投げられただけでは?と思ってしまったけど、羽山さんにとっては「自分が何をしたかったのか、というとても大事な感情に気が付かせてくれた一番きれいな思い出」だから、白崎くんと「喋った」という前向きな表現になったのかな。

そしてここから現在の羽山さんへ…
台本に書かれた白崎くんの名前を指でなぞる羽山さんを見てもう涙腺が崩壊する。
「6年ぶりの再会にすごく緊張した」というモノローグに鳥肌が立つ。

コーヒーをおごってあげようとして、好みを思い出している目の動きがすごい。「おいしい」っていう白崎くんのセリフ、一話の時には「なんで改まって美味しいなんて言わせるんだろう。ホッとした様子を見せたかったのかな」と思ったことはあったけど、ここにきて必要なセリフだったんだということがわかってまた涙。

「変わってないなぁ、白崎くん」でもっと泣けてきた。わーわー泣いてしまう。

三原さんの所に行くのに駆け出す羽山さん、今までだったらそんな走りだしたりしないんだろうな。包装紙がはがれだしてる。
「気づいたらキスしていた」というモノローグを聞いて、2話のバーでのシーンでキスから離れた時に羽山さんが顔を左に向けた動きと表情になんとなく違和感を感じていたのだけど、好きを自覚してないけどキスをしてしまったが故の戸惑いからだったのかと…ここの羽山さんにずーっと違和感がなんとなくあって、その答えをまさかこんな風にもらえると思っていなかった。
水族館デートの時の白崎くんを思わずスマホで撮影してしまっていたけど、羽山さん、その白崎くん本当に素敵だよね…なんて眩しい存在なんだろう。笑顔がなんて可愛いんだろう。見ているだけで泣きたくなるくらい愛おしい。空を見上げて笑う白崎くんが本当の本当に可愛くて可愛くて、冗談ではなく私が白崎くんを手に入れたい。何回でも言いたい。愛おしい。

4話終わりと5話の山瀬が出てきてかき乱されている羽山さんの気持ちがものすごい伝わってくる。焦ったように「山瀬君と温泉行くの」と打つ指が早くて、今までの羽山さんではきっと見られない姿なんだよ。もう羽山さんの中の包装紙はとても少なくなってるんだよ。
「行かないです」って返信をもらった羽山さんの目を閉じて安堵する表情に胸がぎゅーーーーーーーーーーーーってなる。なんだこの駒木根葵汰は。もうずっとすごいしか言えない。なんて表現力なんだろう。温泉回のキスの「白崎くんを誰にも渡したくない」ってモノローグと白崎くんを捉える手の動きのタイミングが天才でもう泣くしかできない。

6話のご飯会で佐久間さんが聞いていた「好きってこと?」ここ、お二人がどんな表情してるのかみてみたいなぁなんて前回の脳直感想で迂闊に書いた気がしますが、まさかまさか本当に見られると思ってなかった…しかも感情を出さないで生きてきた羽山さんが…あんな、あんなに人を愛おしく思って発した「好きだよ」。佐久間さんはどう思ったんだろう。あの表情がたまらなかった。感情がない人間が自覚する「好き」って、自分でもびっくりするくらい愛が溢れてしまうんだよ、本当に。涙が止まらない。

たこ顔の時も、水族館の時も、ドライヤーの時もニョッキの時も、全部全部「好き」が根底にあったという描写(と思ったんだけど)がこちらにたたみかけるように流れてくるから更に泣かずにはいられなかった。
そして6話のごぼうハンバーグの時はもう「好き」を自覚していたんだね。「歯を見せて笑っちゃだめ」と言われ続けてきた羽山さんがあんな風に歯を見せて白崎くんに微笑むなんて……「本当に夢みたいだった」でもう大決壊してしまった。これ打ってるだけで見てないのに泣ける。羽山さんが自分の中の包装紙を剥がしながらどう白崎くんへの気持ちを募らせてきたのか、白崎くんがどれだけ羽山さんのことを救ってきたのか、この恋人ごっこが羽山さんにとってどれだけ幸せだったのかがわーーーーーーーーっと押し寄せてきてダメだ…もうダメ…6話より泣いてる。

この現代の羽山さんと白崎くんに戻ったところからの演出が本当の本当に大天才すぎて、チーム25時赤坂での力を見せつけられた…魅せられたよ…

そしてすごいのが、モノローグばかりだと「うーん」と思うこともないことはないのに、一切その感情がわかなかった(もちろん一話からの白崎くんのもそう)ここまでモノローグが多い話はなかなかない。それでもうっとおしさを一切感じさせずただただ切なくて苦しくて、羽山さんの白崎くんへの想いが伝わってきてもっと聞いていたかった。

昼のゆめ最終話の台本を別々の場所で受け取る二人…急に現実になって苦しい。結ばれるシーンを確認して顔をあげたら、白崎くんも羽山さんを見てる…同じ…同じシーンを確認したのかな。白崎くんどう思ってるのか…

もうとにかくすごい回だった。監督が神回だと言っていたけど、本当にその通りすぎて…神回じゃない回はあるのかこのドラマ。
8話、ずっと待っていた酔っ払い白崎くんが見れる喜びと、山瀬と佐久間さんをまた見れる喜びで沸き立つ。
おんぶして帰ってくれるんだね、羽山さん。原作だと車だけど…羽山さんも飲んだのかな。そしてそしてそして最後の最後の最後に白崎くんがかましてくれた「俺のこと、抱いてくれませんか」……………っだぁぁぁぁぁぁぁぁ!それは!?酔った?勢いで?ということで?よろしいか?羽山さんどうするの。ドラマの羽山さん、どう動くの。白崎くんが「拓海としてどうふるまえばいいかわからないから」とか言うの?もう考えてもわからない。7話のおかげでダーダー泣いてるし。とにかく一週間また切ないまま、8話を待ちます。

耐えられないから4人の時のインライ見て笑うことにする。



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