七福神日誌12

六時起床。
ヨーグルトを食べる。
妻におにぎりを作ってもらい、出発。
七時半からミツさんとオープン準備に取りかかる。
肉、魚、野菜をカット。
米を五合セットして、カレー、すじこん、ランチのスープを作る。
ミツさんにキャベツの千切りを見てもらっていると、仕込み長のアネさんがやって来てカルピスをくれる。
先日キャベツは切っていて楽しいと書いたが千切りは別で、これは必要とされる刃の強さやスピードから、体の方で本能的に危険行為と判断するのか、いざ始めてもなかなか包丁が思うように動いてくれない。
いつまでもまな板の同じ所ばかり叩いているとミツさんに「それは何をしているんですか」といわれ、コツをうかがうと、「まあそれは勇気やね」とのこと。
「足踏みばっかしてたらあかんで」とアネさんが、うずらの串を刺しながらいう。
今日はミツさんに後ろに立ってもらい、ランチタイムから串を揚げていく。
仕込みのクミさん、ホールのカズくんのまかないも作る。
カズくんの方に感想を聞くと、「まあ概ねいいですが、竹のこはちょっと甘いですね。まだ中に水が残っていて食感がゆるい」といわれる。
大阪の子供は食通が多いというが、そんな子供達が味に抜け目ない大人になって日々大勢食べに来るのだから、中途半端なものは出せないと改めて思う。
十七時に退勤。
わが町に戻って妻、義母と共に夕食を食べる。
今日は冷やし中華とお昼の残りのおにぎり。
おにぎりの具材は梅干しとゴボウの佃煮だった。
まただいやめをもらい、酔っ払って帰宅。

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