七福神日誌9

五時起床。
七福神出勤二日目。
昨日は疲れて二十時過ぎには眠ってしまった。
顔を洗い、読みかけの『日輪の翼』を少し読み進める。
六時頃、妻が起きておにぎりとホウレン草の味噌汁を作ってくれる。朝食にもらい、昼用にもおにぎりを何個かリュックにつめて出発。
七時半に店に着く。すでにミツさんが来ている。
手分けして魚を骨抜きし、野菜、肉をカットしていく。カレーとすじこんを作る。
九時前に仕込みの主婦組も合流。切った食材に串を刺していってもらう。
今日は土曜日なので、ランチのスープとコールスローはないが、来客は立て込むことが予想されるので全てのセッティングを昨日の倍量行う。
開店前にもう一人、スミさんというホールスタッフがやって来て、十一時半にオープン。
すぐに満席になる。
ミツさんに揚げ場を教わりつつ、お客さんの注文を聞く。
十五時に昼休憩。
カウンターの隅で立ったままおにぎりを食べる。中の具材はアサリの佃煮だった。一緒に若鳥と竹の子の串カツももらう。
仕事に戻ると、ホールのスミさんにさっき若鳥をソースで食べてなかったかと聞かれ、ソースで食べたと答えると、次は塩で食べなさいといわれる。
十七時に、遅番出勤の社長と交代で退勤する。
帰って妻、義母と共に、アクタの雪月花という中華屋で夕食。
チャーハンと春巻きをいただく。
妻は担々麺。義母はピータンや野菜炒めを注文してちょっとずつつまむ。
薬局に寄ってマンションに帰り、妻が昼間に買っておいてくれたアイスキャンディを食べる。
これは鈴木商店という、摂津の氷菓子専門店で売っているものとのことで、まずはミルク味をもらう。
他にも、カルピスやバナナ、金時味などの品揃え。
妻の子供の頃からのお気に入りらしく、冷凍庫を見るとまだ二十本は並んでいた。
風呂場で七福神の制服を洗い、風呂を出て、もう何本かアイスを食べる。
疲れたので、今日も早めに休む。

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