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2022/6/26(日) 阪神11R 宝塚記念 予想

 〈前回予想したG1レース回顧〉
 ソングラインが生涯終始1億円君の呪いを鮮やかに断ち切り勝利した安田記念。ヴィクトリアマイル組は中2週なのもあり、あのグランアレグリアやアーモンドアイですら勝てなかったことから1着はないと言われていた。そんな全ての下馬評を覆して勝ち切った。賞賛に値する。
 シュネルマイスターも8着に敗走した海外帰りであったにも関わらず、2着と健闘した。
 逆に過去に安定した走りを見せていたファインルージュやレシステンシアは3歳馬のセリフォスにも負け、上がり最速馬として本命に挙げていたイルーシヴパンサーは最後方からの追い上げも虚しく8着に沈んだ。
 という訳でヴィクトリアマイル以降、3連続で馬券的中ならずと不甲斐ない結果となっており、GⅢレースはお休み。中2週空いたここ宝塚記念で復活の万馬券を当てたいところ。

 <レース傾向>
 早速、宝塚記念の過去の傾向を見ていくとスローからハイまでとペースはバラバラだがどちらかと言うとコースの形状からも前半が速いラップになりやすい。そのため、今回のメンバー的にもハナをとりたい馬が多いと思われるため遅くともミドル、恐らくはハイペースになることが予想される。しかし、前半の坂で体力を奪われると先行馬は後半でバテてしまい、持続力のある差し馬にさされてしまうというのが近年見受けられる。故に先行しつつもある程度速い上がりも使えるといった瞬発力と持続力を兼ね備えた馬を取捨したい。少々的が絞りにくいレースとも言える。
 また、配当傾向を見ると2年に1度は3連単が10万超えするほどの大荒れといったレースでもあり、上位人気決着というのはあまりない。明確なエビデンスはあまりなさそうだが、8枠の勝率が過去10年で31.8%、複勝率も40.9%と良く馬券に絡んでおり迷った時は合わせて狙ってみたい。
 前走の傾向としては、ここ数年は割と不利がありそうなクロノジェネシスやリスグラシューといった海外レース組が勝利を掴んでおり、その他に天皇賞(春)や大阪杯といった阪神を舞台にしたレースが中心。


 <レース予想>

 ◎アリーヴォ
 前走、大阪杯では1着ポタジェと0.1秒差の3着。ラストの直線は前にも外にも壁ができ、進路を塞がれながらもミドルペースの中、上がり3Fを最速の35.0の末脚で追い上げた。前走から斤量3kg増というところも考慮すると最も強い競馬をしたのではないかと評価する。
 距離延長に関しては、馬体や4走前の菊花賞の走りを見ても問題ないと考える。父ドゥラメンテが単勝1倍台で2着に沈んだこの舞台で悲願を果たすのはタイトルホルダーではなく、この馬であって欲しい。
 問題は位置取りだが、あまり後方にならずに前走のジャックドールのような中間で息の入るペースになれば勝機は十二分にある。
 枠は7枠13番と外に入り過ぎた感はあるが、過去のレース傾向からも8枠の勝率が高いこのレースでは何か見えない力が働いてくれることを...。笑

 ○パンサラッサ
 圧倒的な先行力でドバイターフでも勝利し名を馳せた。中距離では現役最強の逃げ馬として福島記念から注目していた1頭。
 去年の有馬記念では2500mという距離もあってかラストで大きく失速。13着と大敗したがそこからさらに成長し、充実期を迎えていると見る。今回は2200mという距離だが先行馬に有利なコースでもあり、エフフォーリアやデアリングタクトなどの強烈な末脚を持つ馬を寄せ付けない展開にも期待したい。
 クロノジェネシスやサトノクラウンもドバイ帰りからの参戦で当レースを制しており、その点は不安をあまり感じない。また、週末の阪神は雨予報なのもあり、先週のマーメイドステークスを見ても前が止まらない展開に拍車がかかればこの馬の独壇場も目に浮かぶ。

 ▲エフフォーリア
 前走の大阪杯は外を回らされた?影響なのか見せ場なくラストは失速。単勝1.5倍の圧倒的人気も虚しく9着に沈んだ。しかし、今回内枠を引いたこともあり、前に離されない好位置でレースを進められれば操縦性の良いこの馬なら再度復活の走りを見せてくれることに期待したい。

 ☆タイトルホルダー
 近走を見ていると圧倒的な先行力で、あのディープボンドですらも7馬身置き去りにする持続力。有馬記念ではエフフォーリアに完全に差されたが
その前の阪神が舞台の菊花賞でも名だたる馬を寄せ付けずに快勝。距離はもう少し長い方が歓迎な印象もあるが、持続力が求められるこの舞台とあれば軽視は出来ない。また、人気するであろうことも考慮して印はここに。

 △ギベオン
 去年の金鯱賞で重馬場の中、先行してデアリングタクトやポタジェを抑えて勝利。今回穴を空けるとしたらまさにこの馬と言わんばかりの大穴中の大穴。近走も中京で掲示板には入っており、スタミナとパワーが要求される馬場という点では阪神競馬場と似ている点もあり、過去に最も好走している8枠。狙うならこの馬だ!

 △アフリカンゴールド
 京都記念での逃げ勝ちの再現をするならここか。メンバーレベルは上がるが内枠に入り、ロスの少ない競馬でパンサラッサに追走することで、パンサラッサ同様の見解も有り得る。

 △ヒシイグアス
 この馬もアリーヴォ同様、大阪杯での走りが強く、外を走らせられながらもラストは1着と0.3秒差の4着。後方すぎたことと香港レースからの休み明けであったことを考慮すると善戦したと言えるのではないか。
 G1レースでは馬券に絡めてはいないもののG2以下の重賞で安定した成績を収めており、速い上がりも使える。去年の中山記念ではパンサラッサにも勝っており、叩き2戦目の今回は逆転があってもおかしくはない。鞍上がD.レーンに変わるのも「ありそう」で面白い。

 消し オーソリティ
 強いのは確かだが東京コースのような左回り、直線の長いコースが合う印象であり、展開の助けがないと難しい。鞍上C.ルメールはG1レースでは軽視し難いところだが、最内枠に入った今回は瞬発力より持続力で勝負する方が良さそうなこの馬にとっては包まれるリスクが大きくマイナスと見る。


 <今回の買い目>
 ◎-印6頭の3連単軸1頭マルチ 90点

 今のところ上記のような考えですが最終的にチキって馬連とかにしちゃいそう(笑)
 出来ればエフフォーリアもタイトルホルダーもディープボンドも崩れて大荒れっていうのが見てみたいところだけど案外上位決着にもなったりして...

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