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初任者の頃に一番苦労したこと

昨日はとある学校のオンライン研修会に参加しました。
若手の先生方、教師を目指す学生さん(教師0年目)も参加していました。

トークテーマの一つが「初任者の頃に一番苦労したこと」でした。
10年以上前のことを振り返りました。

大規模校に配属され、小学校2年生の担任、1学年4クラスでした。
同じ学年を組んだ担任の先生はみなさん女性でした。
・学年主任(ベテラン)
・副主任(大ベテラン 定年間近)
・先輩(中堅)

ありがたいことに、校内の初任者研修担当の先生は学年部付きの級外、そして拠点校指導員として週の半分はもう一人の先生がご指導をしてくださる状況でした。

こんなに手厚く…
涙が出るほどありがたいこと

とは言いつつ、同じ学年の先生方は私にも熱心に指導をしてくださいました。
授業のこと
評価のこと
特別支援に関わること
保護者対応のこと
学級経営のこと
担任としての事務作業 など

しかし!
この3人の女性陣が指導してくださることが、微妙にズレていることがあるのです。
今では上手に受け止めることができそうですが、右も左も分からない初任者にとっては苦労することでした。

「エッ?どれが正しいの?」

職員室でこの3人の意見が食い違い、なかなか穏やかでない状況になったこともありました。やや修羅場。


何を学んだかというと、
職員同士のコミュニケーションって難しいな。
ということです。

ただ、この1年はどの先生とも上手に関わることができました。

よく話を聞き、自分の思いも伝えるようにしました。
上から目線かもしれませんが、
可愛がってもらえたなぁと感じます。


中堅教諭となった今、振り返ってみると
★初任者に対しての関わり方は重要
→今後の教育観を方向付けるものになるため、ちゃんと考えて話をする

★初任者と他の先生方との関わり方にも配慮する
→他の先生方の考え方も尊重した上で、自分の考えも伝えるようにする



救われた言葉

初任者は授業も学級経営も初めてで、周囲の先生方に迷惑をかけてしまうことが多いかもしれない。しかし、周囲の先生方が初任者から学ぶことも多い。だから、初任者を採用するし、担任として頑張ってもらうんだ。先生らしい視点で研修し、挑戦を続けてほしい。

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