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あこがれだった6年生の担任 (学級通信7年目①)

7年目、ついに6年生の担任に。
ベテランの主任と2人で。
しかも、3年生のときに担任した子どもたち。

6年生担任ってかっこいい。
学校の中心として活躍するリーダーの6年生。
だから、6年生担任も学校のリーダーのように見えた。
卒業式で6年生を送り出すときの気持ちってどんなものだろう。
漠然とあこがれを抱いて6年生の担任が始まる。

6年生の力を学級通信にも生かす

学級通信のタイトルは毎回手がきになる

これまでと同様、「ななしのごんべえ」で学級通信がスタート。
学級目標が決まり、タイトルも変更。

この年は、学級通信の表題を子どもたちにかいてもらいました。
条件は2つ
・学級目標である「誠」という字を入れる。
・自分の名前も入れる。
これだけです。
小さな紙を配付し、子どもたちは思い思いにかいてくれました。
大きな文字で豪快にかく子。
色鮮やかに仕上げる子。
学級通信が配付される度に、一人ずつの作品を紹介することができました。

同時に、子どもたちの人数分(33人)は発行しなければならないというタスクが課され、半強制的に学級通信を発行することになります。
それでも、作成は苦ではありませんでした。

毎日5分間日記でやりとり

大学ノートのようなものを配付し、毎日帰りの会で5分間日記を実施。
回収し、一人一人にコメントを返す。
書く内容は自由。とにかく5分間は静かに書き続ける。

主な目的は2つ
①日常生活で関わりが少なくなってしまう子にフォローする
 毎日、全員と話をすることが理想ですが、そうもいかないのが学校現場。じっくり話せる子、簡単な話だけをする子、ほとんど話をしない子…学校の毎日は生き物のように動いています。
 日記で思いを知ることができるし、こちらの思いを補足する場でもあります。ちょっとした悩みを聞いたり、がんばっていることを価値付けて励ましたり。
 時には、私の指導に異議を唱えた子もいました。それでも、思いを受け止めつつ、返事をしました。態度だけを見て相手の気持ちを尊重しない指導をすることにつながったのかもしれません。
②下校前の静寂をつくる
 授業後、下校が近づくと妙にテンションが上がります。
 時として、学級が盛り上がりすぎてしまうことも。
 そんなときに、トラブルが発生したり、余分な指導をしなければならないこともあります。
 しかし、下校前に静かな時間を生み出すことで、落ち着いて下校することができます。

出来事紹介・写真・子どもの作文 この3点セットで大体なんとかなる!

子どもたちの5分間日記を学級通信に活用したこともあります。
写真や様子だけだと、一部の子だけが紹介される学級通信になってしまうこともあるので、作文を紹介することで、どの子も平等に載るようにと気を遣いました。


振り返ってみると、学級通信や5分間日記など、とにかく労力をかけて学級経営をしていたように思います。
子どもたちのために…と、時間を掛ければ学級をまとめることができると思っていました。
しかし、今は同じことはできません。
それは、体力的に難しいということ。
そして、私の家族が増え、教師以上に家族の一員としての役割を意識するようになったこと。

だからこそ、この年の学級経営の成果をアップデートする形で現在の学級経営につないでいます。

幸いなことに、今年も6年担任。
当時のように、「あこがれ」の気持ちを抱いてもらえる6年担任になれているかな。

【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】

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