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日本一周におけるカブのメリットとデメリット

こんにちは、しろゆずです。

バイクで日本一周というとカブです。実際にカブの旅人は数多く見かけましたし、オススメされているのもよく見ます。

しかし、当然ながら、カブにもメリットとデメリットとあります。

スーパーカブ110で1万5000km走って日本一周した自分が振り返って書きます。
今回は、維持費、出発前のカスタムはとりあえずおいておいて、日本一周中に絞りました。

スーパーカブ110のメリット

①どこのバイク屋でも見てもらえる

②燃料、運賃が安い

③レッグシールド

①どこのバイク屋でも見てもらえる

やはり、カブなのでどこでも見てもらえます。
予約で埋まっていない限りは、うちでは見れないと断られたことはありません。

予期せぬトラブルは無いことが一番安心ですが、どこでも、近いバイク屋でとりあえずは見てもらえる安心感は大きいです。

②燃料、運賃が安い

青函フェリーの特殊手荷物運賃

カブは、燃費が良いことで有名です。
自分のスーパーカブ110も例にもれず、旅中の平均燃費は52km/Lでした。

日本一周は、1万km以上は走るため、燃費が良いメリットは大きく効いてきます。

さらに、北海道への移動など、何度かフェリーに乗ることになります。

車両運送法の原付は125cc未満なので、フェリー運賃は125cc以下、それ以上という区分けが多いです。

よって一番安い料金で乗ることができ、250ccと比べると、青森~函館位の短距離フェリーでも、片道で1000円近く変わってきます。

③レッグシールド

スーパーカブのトレードマークであるレッグシールドですが、突然の雨には本当に助かりました。
走っていれば下半身はあまり濡れないため、前が見えなくなる土砂降り以外は雨具を着なかったくらいです。

スーパーカブ110のデメリット

①非力で遅い

②舐められる

③走れない道がある


①非力で遅い

120kmまで刻んではあるけど…

スーパーカブ110ははっきり言って馬力が無くて遅いです。

フルスロットルでも、メーター読み85km/hです。
郊外を流れに合わせて走る時は、アクセルは8.5割~フルスロットルでの巡行です。

自分は慣れましたが、もちろん振動もかなりのものです。

上り坂も、こう配が7%もあれば失速し始め、あっという間に60km/hまで落ちます。
長い坂に入ると、前車に追いつけず、離されて焦るなんて日常茶飯事です。

バイクにせかされるのは疲れるとはよく聞きますが、バイクをせかし続けるのも疲れるものです。

走りのイメージで125ccスクーターを思い浮かべるのは危険です。
悪い意味で1段違う排気量の走りです。

②舐められる

世の中には、

『カブは遅いから追い越してよい』

という認識のドライバーが一定数存在します。

ピンクナンバーでも、交通の流れに乗っていても、道路の真ん中を走っていてもお構いなしです。
ひどい時だと、前方の車列が詰まっているのに無意味な追い越しをされます。

勿論、スムーズに安全に追い越してくれれば何も思いませんし、それならば問題はありません。

しかし、なぜかギリギリを追い越していくことが多く、そのたび怖い思いをします。

自分のカブはフルパニアな過積載なので、後方からだと目を凝らせなければカブだとは認識できないはずです。それでも結構”舐められた”と感じたので、『カブ丸出し』だとこれ以上に…

③走れない道路がある

原2乗りのトラウマ標識

スーパーカブ110は原付2種(125cc以下)という区分けであり、自動車専用道路(以下自専道)を走れません。

普段から原付2種に乗っていないと意識したことは無いかもしれませんが、自専道は意外と各地にあります。
そして、その標識が突然出現し、すぐに側道に反れないといけなくなるトラップみたいなところも数あります。

日本一周中は、知らない道を走ることになるため、ツーリングサポーターという原付2種対応のナビ(自専道を避けてくれる)を使用していました。
しかし、その反面、ルートは完全にナビだよりとなってしまいました。

まとめ

カブは日本一周に向いているとよく言われますが、当然メリット、デメリットは存在します。万人向けのバイクは存在しないのでしっかり考えて決めましょう。

日本一周に出ると、バイクとは、数か月、1万kmを超える付き合いになります。最後まで、”愛車”と走り抜けたいものです。



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