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すごい左利き


左利きに「天才」が多いと言われる理由を脳科学の見地から考えてみる。まず前提として、利き手が異なると脳の使い方が変わる。左利きは右脳を、右利きは左脳を主に発達させている。

右脳と左脳では役割が違う。左脳は、主に言語情報の処理に関わっている。そして右脳は非言語である画像や空間の認識を担当している。

日々の中で同じことを同じように経験しても、右利きと左利きでは「感じ方」が違う。インプットの仕方の違いで、おのずとアウトプットの内容も変わる。したがって、左利きは大多数の人と発想が違う。

左利きの脳は非常にバランスが取れている。生まれた時から、マイノリティーの左利きには、「右利きと同じように行動する」という課題が与えられている。右手がうまく使えないのに、右利き用の道具を使わなければならなかったり、「どうしたらうまくいくだろう」と考える場面が多いなど、快適に生きていくために「天才」になるような脳の使い方をせざるを得ない。

左利きは直感が得意

直感に従って決断すると、論理的に考えるよりよい結果が出るという研究結果が数多く発表されている。
直感とは、意識では覚えていない。膨大な情報を蓄えている。脳のデータベースから、精度が高く、より正確な情報を選択して、導き出された結果だと考えられている。
左利きは、常に左手から右脳に刺激を送り続けている。物の形や色、音などの違いを認識し、五感にも密接に関わっている右脳。右脳は膨大なデータを持っており、そこからベストな答えを導き出す直感に優れている

左脳は、主に言語情報の処理に関わっている、そして右脳は、非言語である画像や空間の認識を担当している

右利きは主に言葉で、左利きは目で捉えた情報をイメージで記憶する

左利きは、常に右利きを観察してマネているので、注意深く観察する力が身についている

自分ならではのアイディアを生み出しやすくするには、日々、未経験のことにチャレンジして、脳番地をまんべんなく刺激し、新しい情報を取り入れること

左利き独特の脳の使い方が生み出す、すごい個性の3つ目は「ワンクッション思考」である。左利き独自の「ワンクッション思考」とは、簡単に説明すると、右脳と左脳をつなぐ神経繊維の太い束である「脳梁」を介して、両方を頻繁に行き来する脳の使い方である。なぜ左利きは右利きと比べて、右脳と左脳両方を使うことが多いのか。大きな理由としては、左利きは利き手で、右脳を活性化させると同時に、現代社会で生活するために欠かせない、言語情報の処理を行う左脳も絶え間なく使うからだ。

左利きの人は、積極的に右手を使うようにして、左脳を鍛えるようにするといい

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