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天上の音楽♪~周防亮介のヴァイオリンと聖路加のチャペル

さる6月15日の午後のひと時、浜離宮朝日ホールで行われた周防亮介さんのヴァイオリン・リサイタルを聴いてきました。

リサイタルのチラシ

ピアノの酒井有彩さんとのデュオで、心洗われる音とは、まさにこのこと♪
お二人の清新な魅力が溢れ出るようなリサイタルです。

お目当ての周防亮介さん。
繊細で可憐で、それでいて力強くもしなやか、たおやかな演奏でした。

曲目の中では、
なじみのある『ニュー・シネマ・パラダイスより 愛のテーマ』での音色の透明感ある美しさ、
『グノーの歌劇<ファウスト>の主題による華麗なる幻想曲』での、適度に緩急の効いた、ドラマティックでいて何処か抑制的な演奏
が特に素敵で心に残りました。

会場で先行発売された、お二人の新作CDを早速買い求め、終演後のサイン会にも勿論参加。
「ジルベスター・コンサートでファンになりました♪♪ 応援してます!」と周防さんにお伝えできて大満足です。


この日の会場が築地だったので、終演後は聖路加国際大学と同病院の構内にあるチャペル、聖ルカ礼拝堂を拝観してきました。
このページのトップ画像はその外観で、建物の2階にチャペルがあります。
夕刻の淡い光の中、誰もいない静寂の空間を、互いに教会好きな母と二人でじっくりと味わうことができ、とても良かったです。
(他にどなたもおられなかったので、数枚写真を撮らせていただきました)
ステンドグラスもパイプオルガンも壮観だけど、押しつけがましさや威圧感はない。この礼拝堂が患者さんやご家族、病院関係者の皆様の心を、大いに慰めてきたのだなあと、思いを馳せました。

主祭壇のほか、横に小さな祭壇も
主祭壇の反対側にあるパイプオルガン


聖路加の斜め前にはカトリック築地教会もあります。こちらはギリシャ建築パルテノン神殿風の外観が目を惹く木造モルタル建築の教会です。
関東大震災で旧聖堂が焼け落ちた後、1927年に竣工した新聖堂で、聖路加の傍にあったために戦災を免れたのだとか。
建物に歴史あり、ですね。

カトリック築地教会


さて、この日の美味しいもの。
リサイタルの前に門前仲町のイタリアンで独創的でとても美味しいランチを頂きました。

鹿肉とキノコ、野菜の漢方リゾット
ドルチェのパンナコッタ
器もおしゃれ♪


リサイタルの後は、聖路加に向かう前に築地駅近くのカフェで休憩。
珈琲のカップとコーヒーゼリーの器がお揃い(しかも高級ブランド)で華麗でした!

コーヒーゼリー用の珈琲は
ブレンド珈琲とは異なる豆を使っているのだそうです


締めはこの季節を彩る風物、白い紫陽花、アナベルです。
聖路加の近くの緑地公園に沢山群れ咲いていました。

都会の真ん中に群生している
健気なアナベル


浜離宮朝日ホールと聖路加国際病院のチャペルとで、
天上の音楽の恵み♪
に触れた、6月の一日でした。


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