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夏を告げるラベンダーin埼玉県嵐山町

北海道まで遠出しなくても観覧できるラベンダー畑を母と共に訪れました。
埼玉県嵐山町。東武東上線の武蔵嵐山駅から、バスかタクシーで10分ほどの
「千年の苑ラベンダー園」は、植え付け面積が約6.5ヘクタールと東京ドームの1.4倍の広さで、なだらかな山並みを背景に心を癒してくれる穏やかな風景が広がります。

ラベンダー園の看板

今月25日まで「らんざんラベンダーまつり」が開かれていて、ラベンダーの涼しげな色と爽やかな甘い香りを満喫できます。
広々としたラベンダー畑を散策できるだけでなく、摘み取り他の各種体験、ラベンダー・グッズや地元特産品のお買い物、ラベンダー・ソフトクリームなどの食も楽しめるとあって、平日にも関わらず、大勢の来場者で賑わっていました。
ほんのり漂う香りを楽しみながらボーっとしていると、鶯の鳴き声も聞こえ
てきて…
今年は例年よりも開花が早く、19日の時点で見ごろの後半かなという状況でしたが、ベンチに座って風に吹かれながらラベンダー畑を眺める時間は、何とも言えず心安らぐものでした。

園内には展望スポットやベンチが設置されています
電線がちょっと邪魔…
中には色の薄い品種も
ほのかな甘い香りに、蜂も寄ってきます
ラベンダー畑を吹き渡る風が心地いい日でした

そこそこ暑かったので、冷たくて甘いラベンダー・ソフトクリームがとても美味しかったですし、ラベンダーの精油を使ったマスクスプレーや、地元で人気のパン屋さん「ぱん工房たろたろ」の美味しいカンパーニュも買えて、所期のミッションを達成。

大勢が訪れるイベントの開催中なのに、配慮が行き届いているとは言い難い交通アクセスについては、かなり不満を抱きましたが、総じて、楽しい一日になり良かったです。

ラベンダーというと想起されるのは、イギリスが舞台の情趣深い名作映画『ラヴェンダーの咲く庭で』。コーンウォール地方の海辺の小さな村で静かに暮らす老姉妹と、嵐で浜に打ちあげられた異国の青年との交流が描かれる素敵な映画ですが、テレビ放映されなくて勿体ないと常々思っています。
青年がバイオリニストという設定なのも手伝ってか、音楽もとても美しく、情感豊かで聴きごたえがあります。
なお原題の『Ladies in Lavender』は、直訳すると「ラベンダーの花の色の服を着た婦人たち」となりますが、朧げな記憶では「年老いた女性たち」というような、ちょっと切ない意味があると、どこかで読んだ気がします。
今、調べてみたものの、その説を確かめられないのですが…。
このあたりについて、もしご存じの方がいらしたら、是非ご教示ください!


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