22年度日本学連幹事長をやってみて思ったこと

ノート書くのは2回目です。浴本悠貴(えきもとゆうき)と申します。

軽く自己紹介をすると
・神戸大学2019年度入学
・22年度日本学生オリエンテーリング連盟幹事長
・22年度インカレリレー男子選手権クラス1走2位
・今年のしたらday2にて、オリエンテーリング中に登山を始めた男

22年度春インカレで挨拶してる時の1枚

昨年度の裏アドベントカレンダーにて日本学連副幹事長をしてくれた坂巻が日本学連について書いてて、副幹事長が書いてるのに幹事長が書かないわけにはいかないだろという気持ちになったので書いていきます。最後まで読んでくださると嬉しいです。それと2018年度の日学幹事長をされた遠藤さんが日学がどんな仕事をやっているか書いた記事もあるので、そちらも載せておきますね。

2023/8/21追記
2023年5月中の完成を目指しておりましたが、執筆が大変遅れまして申し訳ありませんでした。

日学幹事長について書くといっても、何について書くのか非常に悩みましたが、日学幹事長になった理由とどういう思いで日学幹事長やってたのかを書こうと思います(具体的な業務内容については今回は書いてません。)。

1,日学幹事長になったわけ


こういうタイトルをつけると、何か高尚な理由があって、日学幹事長になったのだと思われそうですが、そんなことはありません。理由を一言で表すと「自分以外する人がいなかったから」です。
日学幹事長は、前年度日学幹事会に参加していた3年生の中から選ばれますが、その選び方は年によって異なります。厳正なるあみだくじで決めた年もあったそうですね。自分の時は、日学幹事会に参加していた3年生が1人1人(日学幹事長を)「やりたい」「やりたくない」「やってもいい」の3択からどれか1つを言っていくというものでした。
自分は、卒論がない学部でしたし、院試とかもないので、4年は比較的暇だろうと思い、「やってもいい」を選択しましたが、他の人がみんな「やりたくない」と言うのを聞きながら、「あー、来年の幹事長俺かぁ」と半分不安半分わくわくの気持ちで日学幹事長になりました。

そんなこんなで日学幹事長になりましたが、まず考えたのは「どういう日学幹事長を目指すか」ということです。歴代幹事長と比べて、おそらく一番要領の悪いであろう私が、誰も思いつかないような革新的なアイデアを出して学生オリエンテーリング界にはびこる課題(ex,インカレ開催形態の話・春インカレの宿泊斡旋問題の話)をきれいさっぱり解決することなどできるはずもありません。そのような自分が日学幹事長として果たして何をなせるか考えていた時、ふとずっと言われている課題を思い出しまして。
それは、日本学連が長年抱えている「日本学連と学生との距離が遠い」という課題です。
日本学連という組織は、日本学生オリエンテーリング界を統轄し、代表する唯一の学生自治団体であり、学連登録をした学生はみな、日本学連に所属していると言うことができます。にも関わらず、ほとんどの学生にとって日本学連という組織が遠すぎます。実際、自分が1,2年で日本学連という組織に全く関わっていなかった時は、日本学連という組織にどんな人がいて、どんなことをしているのか全くと言っていいほど知りませんでした(幹事長の名前すら知らなかったです、アニキ・谷野さんごめんなさい)。
幸いツイッター(もう、なんかXに名前変わりましたが、今回はなじみがあるツイッターと呼ばせていただきます)上ではそこそこ(?)有名でしたし、副幹事長の坂巻もツイ廃ツイッターに定評があったので、自分たちの発信によって「なるべく多くの学生に日学がどんなことをしているか知ってもらう」ことを目標として、新体制がスタートしました。

2,いざ新体制スタート しかし・・・

そうしてスタートした22年度日本学連ですが、早速大きな山場にぶつかります。

そうです、学生全員が必ずしもツイッターをしているわけではないのです。オリエン界隈において、最新情報がツイッターで流れてくることが多いとはいえ(←これ、他の界隈ではあんまりないですよね。職場で同期が「今ツイッターやってる人いるの?」と言ってて泣きそうになりました。)、全ての人が見てるわけではありません。
もちろん、ツイッターでの広報が正規ルートではありません。
正規ルートのお話をしますと、2年前までは、渉外メーリスがありまして、各校渉外がそのメーリス経由で通知を受け取っておりました。ただ、渉外が万が一機能していなかった場合、お知らせがその大学に全く届かないという問題点があったので、2年前から渉外メーリスを廃止し、マイユニバスという機能を利用し始めました。
マイユニバスとは、ユニバス(一般社団法人 大学スポーツ協会)が提供している会員向けオンラインサービスです。その機能の1つにお知らせ機能というものがあり、こちらの機能を使えばマイユニバスに登録している学生全員にお知らせを流すことができます。


これにより、理論上、学生全員にお知らせを流すことが可能になったのですが、こっちはこっちで、二重認証などログインに一手間かかること等もあり、きちんと中身を読んでいる学生が少ないという別の問題があります。(一度ユニバスの方にもその問題があることは伝えたのですが、個人情報保護の観点から二重認証をなくすのは難しいとのこと、中々難しいですねぇ。)

実際に送ったお知らせ通知。目に入りやすいようタイトルとかいろいろ工夫したのですが、それでも読んでないという人多かったですね(泣)


そういうわけで、正規ルートでもイマイチ広報が伝わってないわけです。なので、正規ルートのマイユニバスにてお知らせを逐一流しつつ、ほんとに重要な情報(ex,インカレの今後の開催形態の話)は重ねてツイッターでも告知するようにしていました。

3,さらなる広報力アップを目指して


前章でお伝えしたようにマイユニバスとツイッターの二刀流で広報・通知をしていましたが、それでも全員にお知らせを届けることができていない状況でした。
私はここらへんがオンラインでの限界と思い、次は対面での広報(認知度up)に力を入れることにしました。とりあえずオリエンテーリングの大会に参加しまくる&できれば他大の現役生とお喋りすることで日学幹事長がどんな人を知ってもらおう!と思いました。
この行動の意図としては、わかりやすく言うと「知らん人がしてることより、まだ知り合いがやってることのほうが興味湧きやすいよね!」というものです。
日学がどんなことをしているかいきなり教えても多くの人にとっては興味ないし、つまんないと思います。そこで、まずは日学幹事長がどんな人か知ってもらいます。知り合いになることができれば、「あの浴本さん、どんなことやってんだろ?」と多少関心をもってくれる人もいるに違いありません(願望)。さらに、そういった学生とお喋りする中で「オリエン界にこういう不満がある」とか本音が聞ければ万々歳です(超願望)。
また、正解がなく対立する意見がある中で、日本学連としての方針を定めないといけない場面もそこそこありました。よく知らん人が勝手に決めて、その決定が自分に不利益があることであったら、不満がかなりでかいと思いますが、知り合いが決めたのならまだ溜飲が下がる&どうしても納得できなかったら直接質問ができる、という意図もちょぴっとありました(日本学連にメールして聞くのはハードル高いけど、日学幹事長と知り合いなら、ラインとかDMするの多少はハードル低いよね!)。
そういうわけで、(単純にオリエン行きたいという意図ももちろんあるのですが)毎週のようにオリエン行きました。そうすると当然「顔は見たことあります」となりますし、幸い「日学幹事長」と言うと、誰ですか?とはなりづらいので、そこそこ4年目にして他大のティアと知り合いになれました。
※これは自分の元来の性格によるところが大きいですが、なるべく親しみやすい人(もはやナメられてるレベルの人)になろうとしていました。「日学幹事長」って肩書きだけ聞くと「なんかすごそうな人、頭硬そう」と思われて敬遠される気がしたので、できるだけフランクな姿勢を心がけてました(周りの人がどう思ってたか分かりませんし、よく話しかけてくるウザったい先輩と思われてた可能性もありますが😇)

4,終わりに


任期1年という短い期間の中で、「できるだけ多くの学生に日学幹事長、最終的には日学のことに興味をもってもらう(知ってもらう)」というコンセプトを掲げ、インカレの開催形態について決断したり、春インカレの斡旋問題について議論したりしてきました。
どれだけ、学生ティアが日本学連という組織のことを知ってくれたか分かりませんが、多少でも自分の行動が貢献できてたら嬉しいですね。
そして、これが一番伝えたいことですが、今年度は筑波大2020年度入学の市川君が日学幹事長になり、彼のもとでたくさんの日学部局員が動いてくれています。(例えば、TLに流れる「みちしるべ」も日学の事業の1つです…!!)
日学幹事長以外は中々日の目を見ないポジションではありますが、どんなことをしているのか知ってもらい、応援してくだされば励みになります!(なるべく各地区から満遍なく日学メンバーを集めています。日学のサイトから過去及び今年のメンバーが確認できるので、まずはこれを見てみるというのもいいですね~)

思ったより、字数が嵩んできたのでここらへんで終わりにします。ここまでご愛読ありがとうございました👏

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