アナログ半導体企業Analog Devicesの4Q決算
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光や音を信号に変換するアナログ半導体の大手メーカーであるアナログデバイセズの4Qは、売上高が昨対比+39%の32億ドル、営業利益率は4.2→33.9%、EPSは0.16→0.82ドルと大幅な売上増、利益増となって着地した。
足元では景気減速が懸念されているが、20年から積みあがっていた受注残を効率的に消化したことで、利益率が大幅に向上した。またファクトリーオートメーションなどの産業用、半導体不足がボトルネックとなっていた自動車生産、通信および家電やゲームなどのコンシューマ向けどれも昨対比で強い伸びを示した。
一方で23年1月までの1Q決算については、昨対比+15%の31億ドル、QonQではマイナスとなり、やや減速を見込む。これは、産業用と自動車では需要の安定化を見込むが、通信とコンシューマは弱含む予想であるため。主に欧州の基地局向け半導体が弱含む。
長期的なマーケットと競争力に関しては、CASEに伴う自動車のアナログ半導体搭載数の増加や産業用ロボットの市場拡大、5Gインフラの世界的な敷設が追い風となる。その中でアナログデバイセズは高いマーケットシェアを確保しており、需給のゆるみによる収益性の低下はあれど、長期的には成長が期待される。
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