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【データ活用】金融業界におけるデータ利活用の事例を紹介

目次

1.     クレジットスコアリング

2.     会計の自動仕訳

3.     オープン(バンク)API|オープンバンキング

 

こんにちは!新潟大学工学部4年のikumaと申します!

今回は、「金融業界のAI・データ活用ってどんなのがあるのかな。。」という疑問をお持ちの方に向けて、3つの事例をもとに紹介・説明をしていきたいと思います!


1.クレジットスコアリング

 

クレジットスコアリングとは、銀行の融資の際に法人や個人に対する信用力から算出するスコア で、このスコアにより与信の可否を客観的に判断することができます。例えば、スコアが高い人に対しては低金利での融資などの優遇があるというようなものです。従来は、新しい契約の際に

「それまで知らなかった相手をどうやって信用するのか」という問題がありましたが、信用スコアを用いることで、このような問題を解決することができます。


みずほ銀行とソフトバンクにより設立された「J.Score」というFinTech企業の事例を紹介します。J.Scoreでは、新要録と可能性をスコア化した「AIスコア」というものを算出します。スコアの算定 にあたっては、従来重視された情報だけでなく、「運動」「学習」「睡眠」「お金」などの習慣等もアプ リに記録することで、より精度の高いAIスコアの算出が可能になっています。





 

会計の自動仕訳とは、クレジットカード等の取引情報を自動で分類するというものです。従来は、会計ソフトとしてはインストール型のものが多くを占めていましたが、クラウド会計ソフトが増えて おり、マネーフォワードクラウド、freee、Misocaなどのソフトでは自動仕訳の機能が実装されてお ります。


マネーフォワードのクラウド会計ソフトの事例を紹介します。銀行口座の入出金履歴やクレジット カード等の情報から、自動で仕訳を行います。さらに、AIによる自動仕訳が誤っている場合には 利用者自らが登録を行うことでデータが蓄積され、それ以降のAI予測でより高精度の仕訳をする ことが可能になります。




 

3.オープン(バンク)API|オープンバンキング

 

オープン(バンク)APIとは、金融機関が保有する取引データを外部の事業者と連携する取り組みのことを指します。


そもそもAPIとは、「Application Programming Interface」の略称で、簡単にいうとアプリケーションをプログラミングするためのインターフェースのことです。別の言い方では、ソフトウェアの一部を公開し、他のソフトウェアと連携(機能を共有)できるようにしたものを指します。よく目にするものでは、飲食店のHPなどでみるGoogleマップによる地図表示や道案内などがあります。

このAPIを使用して、金融機関が保有する取引データを連携できるようにしたものが「オープンAPI」で、2018年6月の改正銀行法により本格化しました。


以上、いかがだったでしょうか。今後も、私が所属するオンギガンツDX塾での学びやAIに関する情報などについて発信していきたいと思いますので、よろしくお願いします!


参考サイト

https://www.ifinance.ne.jp/glossary/creditcard/cre196.html#creditscoring1 https://www.jscore.co.jp/ https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/45391/ https://www.zenginkyo.or.jp/article/tag-g/9797/

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