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【鷲が掴む!】今日新シーズン開幕。楽天イーグルス2023シーズンの“RA-YU的”神試合アワード(第10位~第6位編)

第10位 「球団最大の功労者に値千金の快音」

9.25 vs北海道日本ハム 楽天9-1日本ハム

まず第10位は昨季限りでの現役引退で球界を去った球団最大の功労者・銀次の今季に最も活躍した試合をビックアップさせて頂く。
銀次は今季、伊藤裕季也や村林一輝の台頭や、新外国人のフランコの加入などにより今まで以上に一軍での出番を無くしてしまったのかなと体感。
1軍復帰して試合に出場できたのが確か9月に入ってからだったっけ。
逆転でのCS進出へ向けて起爆剤となるような形で一軍へ送り出され、代打で今季初のバッターボックスに立った際のファンからの温かい大声援を受けるシーンも鳥肌モノだと思う⦅何度でも(銀次!)⦆。
どれだけ彼が東北ファンに愛されているかがあれだけで分かる。
その銀次が北海道へ拠点を移してエスコンフィールドで行われた日本ハム戦で、1-1の9回表のチャンスで代打で登場し、ファンも自身も待ちわびたであろう今季初安打が値千金の決勝タイムリーとなり、ヒーローに抜擢されるだけでなく、一時的にCS圏内のAクラスに浮上とチームのペナントにも大きく貢献した試合が印象的だなと思い10位にランクインした。
ランクインの要因としては銀次が決勝タイムリーを放った直後も打線が爆発し、一挙1イニング8得点を獲得し勝利を決定づけた点と、銀次自身、現役最後のヒーローに輝いた試合が結果この試合となってしまい、まだまだこれからだと思っていた矢先に現役生活に幕を下ろすという寂しさもあったというところから(銀次は2023シーズン終了後に引退を表明)。
銀次の引退で1つの楽天の時代が終わったという切ない想いに駆られる。
もう「何度でも(銀次~!)」と銀次の登場曲の蘇生にのせてで手をたたいたりすることができないのかぁ、あれとても好きだったし、楽天ファンならミスチルが「何度でも」と歌おうものならその後頭にフワッと出てくる台詞、決まっているよね。

第9位 「再起の神の子×若鷲ゴジラ=化学反応」

4.14 vs福岡ソフトバンク 楽天3-0ソフトバンク

サヨナラゲームを多くランキングに挙げるため第9位は敢えてサヨナラゲームではなくこちらのシーズンが開幕して間もないソフトバンク1回戦をビックアップ。
かたや神の子マー君が好投して、若鷹軍団をシャットアウトして5回無失点に抑え、その女房役の大卒2年目補手・安田悠馬が決勝3ランを豪快に放ち、そのまま逃げ切って勝利した試合である。
題名の通り、ベテランと大型若鷲の仲良し2人組同士でバッテリーを組んだ二人が攻守に渡り高い評価点を残してお立ち台に上がったこのゲームが、自分はお気に入りで好きなのだ。
今年は安田にとって飛躍の年にして欲しいし、マー君にとっては全盛期の頃とまでは言わないからもっと前年以上に気迫あふれるピッチングを見たいと期待していたのだが、お互いに開幕は2軍調整となってしまった、あらま。

第8位 「ライト側の夕焼け西日に高々上がった打球の行方は…?」

9.24 vs北海道日本ハム 楽天3-1日本ハム

チームが逆転でのCS進出に向かって後半戦の怒涛の快進撃を続ける中で、そのペナントも終わりに差し掛かるころであるが、チームはこの試合が11連戦あるうちの10試合目であり、シーズン最大の踏ん張り時と言ってもいいタイミングのデーゲームで、ある男が青空のもと東北ファンを熱狂させた。
島内宏明である。
前年は最多安打、一昨年は打点王と、オールスターの舞台にも選出された彼だが、今季は前半戦で打撃不振で2軍降格も経験。
紆余曲折あり、ペナントがいよいよ終盤を迎えた夏場の後半辺りのタイミングで、我らが”ここ島”と呼ぶ、あのチャンスに強い彼の打撃が返り咲いた。
同じく前半戦打撃不振のベテラン・阿部寿樹と共に、復調を示すことで夏バテを防ぎ、再びレギュラーの座に定着した矢先のこの試合だった。
石井監督が「西日で打球の行方がわからなかったんで、ライト側に看板を設置してください」と運営に告がせたあの島内の一振りで試合を決めたサヨナラ2ランが完全復活を意味するのと監督の発言と共にお気に入りである。

第7位 「勝つために必死にやってるんで…
主将としての覚悟」

次に挙げたいのがこちらの交流戦前最後のカードの最初の試合で、チームはこの試合を前に確か4か5連敗中で、まだ5月下旬にも関わらず2桁以上の借金を抱えており、中には丁度この時期、今季の楽天は昨季の途中失速どころかスタートダッシュすら決められない年となり、このまま借金を返せずにずるずるBクラスのままで今季が終わってしまうのかと考えていたファンも少しはいたとは思う(少なくともこの時期の主催試合の空席状況が物語っている)。
自分もその1人だった。
そんな中この試合で、キャプテン浅村が伊藤大海の球をようやく捉えて8回裏に逆転2ランを放ち勝利した試合をビックアップさせてもらった。
一振りで鮮やかに逆転勝ちを収めたというところでも芸術点が高いのだが、試合後にヒーローに輝いた浅村の主将としての強い覚悟と信念を感じたインタビューが、今でも思い出せるくらい胸に刺さっているという部分で、セットで第7位くらいかなとランクインさせてもらった。
「不甲斐ない成績ですが、僕たちは勝つために必死にやってるんで。」
この言葉をきっちりヒーローになった後に冷静に発する説得力とカッコよさに主将としての頼もしさを感じ、それが経緯で「この選手がいるチームなら、まだAクラスはあり得るんじゃないかな。」ともう一度このチームに期待して、一緒に上の背中を追っていきたいなと思わせてくれたわけだ。
実際、そこから紆余曲折ありながらも結果Aクラスが目と鼻の先にある範囲にまで逆襲できたわけだから、言霊の力って凄いなと思う。


サムネ引用URL↓
https://www.rakuteneagles.jp/media/sites/3/news/2024/01/img_202400508610_01a.jpg




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