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SASUKE2022~2023までのあらすじを簡潔に書いてみた。

今年も「SASUKE NINJA WARRIOR 2023 第41回大会」の放送と、本日11月23日(木)に一部を除く出場者100人が公表された。

放送日は1年前と同じ12月27日(水)である。

水曜日放送はおよそ8年ぶりだ。

「SASUKEのない、人生なんて。」がコンセプトとなり、番組公式HPで閲覧できるポスターにはミスターSASUKE山田勝己選手や、完全制覇のサスケくんこと森本裕介選手などSASUKEにおいて欠かせないレジェンド選手や、K−1世界王者の武尊選手や、Snow  Manの岩本照選手、更にはアメリカ版SASUKEの完全制覇者であるダニエル・ギル選手など錚々たるメンバーで構成されていてとてもスタイリッシュな写真だった。

今年は「SASUKE」が近代五種の一と種目として、2028年のパリ五輪から導入されることが正式に決定し、テレビ番組やスポーツエンタメ番組という垣根を越えて、世界中から注目や脚光を浴びるスポーツへと成長を遂げたということが様々なメディアで話題になった。

歴史を辿っていくと、スタートは中国🇨🇳や台湾🇹🇼など東アジアの日本と近国の国々からはじまり、そこからアメリカ🇺🇸へとSASUKEが進出した。

今やアメリカ🇺🇸では1つの文化となるほどヒットしたからこそ今度はドイツや🇩🇪イギリス🇬🇧などヨーロッパ各国へと普及していき、世界進出に大成功したという背景がある。

日本でも、「SASUKEサークル」が大学で作られたり、「会社でSASUKE部を作る」等という特異な動きが見られたりと1つの文化になろうとコンテンツが少しずつ発展を魅せつつある。

「学校にSASUKE部ができる」「SASUKE専用のジムが誕生する」
「SASUKEが職業になる」
という未来の実現も、オリンピックとして決まった今考えれば、もしかするとそう遠くはないのかもしれない。

そんな番組開始当初からすると驚嘆に値するほどの成長や変貌を現在進行形で魅せているSASUKEだが、今年も100人の錚々たる精鋭が最強の要塞である鋼鉄の魔城の陥落に挑む。

前回のSASUKE2022では、第40回記念大会として、毛ガニの秋山こと秋山和彦選手や、史上最強の漁師の長野誠選手の復活が決まり、漆原裕治選手と森本裕介選手との歴代完全制覇達成者集団“完全制覇カルテット”が集結したり、第8回大会にファイナリストとなり台風接近の大雨という劣悪な環境で魅せたファイナルステージの競技が伝説となったアクション俳優・ケインコスギ選手の21年振りカムバックなど、40回の歴史で彼ら無くして語れない選手達が集まり、メンバーも40回記念大会に相応しい今までの集大成のような構成だった。

1stクリア者も24人・2ndクリア者に関しては歴代最多の12人が通過し、3rdクリア者もいつものサスケくんこと森本裕介選手に加えて山田軍団「黒虎」から絶対エースの山本良幸さん、山形県庁の星・山形県庁職員の多田竜也さんの3人であり、複数人がFINALへ進出するなどハイレベルな内容。

ただ、第38回大会に森本裕介選手の完全制覇を受けて、第7期の新たなSASUKEが幕開けにより、FINALのステージ構成をスポーツクライミングのトップ選手である楢崎智亜さんと野口啓代さんが監修を担当し、第1エリアにクライミング要素であるスピードクライミングが導入されたことにより、先鋒の山本良幸選手・中堅の多田竜也選手はゴールの遥か手前でタイムアップの音を聞き、生まれ変わった新ファイナルステージを相手に大惨敗を喫してしまう。

この時放送を観ていた誰もが「こんなの無理に決まってる」「この難易度で45秒なの?」とSNSやテレビの前で口にしていたことだろう。

しかし、このくらいの最高難度にステージを改良せねば、99人との勝負には勝てても、最後に魔城を陥落させた”あの男“には負けると運営側は踏んだのだろう、今のSASUKEは現役最強プレーヤー・森本裕介選手との勝負なのだ。

森本選手は、新エリアスポーツクライミングをクライミングで国体出場という経験とこれまでSASUKEで培ってきた地の利を活かし順調に登り詰める。

圧巻だったのは次のサーモンラダー15段からであり、森本選手は1段も掛け違えることなく、スピードも落とさないまま最終エリアの綱登りに到達した。

この綱を一瞬でも早く手繰り寄せた者が栄光の完全制覇を成し遂げることができるのは初期のSASUKEから変わらない。

森本選手は前人未到の完全制覇V3に向けて、必死に綱を手繰り寄せていた。

しかし、「綱登り途中で時間がないことに焦り、上を見過ぎてフォームを乱してしまった」「ゴールのボタンをよく目視できておらず、押し損ねてしまった」というのが原因に繋がり、「あと1秒」に泣き惜しくも完全制覇を達成することはできなかった。

それでも「これは陥落できるっていうことだね」と選手達からは「希望の光」が灯る。

SASUKEの醍醐味として、当初は「誰もできないだろう」「限界だろう」といった構成でも、弛まぬ努力でいつか「誰かが攻略する」ことや、「人間に限界なんてない」ということを証明してくれることだ。

FINALでのサスケくんが僅かに及ばなかった1秒という時間を「急募。この1秒を削れる方」というコンセプトで次回の第41回大会の募集がスタートした。

常連選手・芸能人・アスリート・海外招待選手からは勿論、更には一般オーディション・タレントオーディション・ファンミーティング推薦枠・2次募集の予選会など非常に倍率の高い選考が行われるなど、精鋭出場者100人が決定。

「あの1秒」を削る英雄は、誰か。

「男達の人生の縮図がここにある」というべき笑いあり、涙ありの「人間ドラマ」にも注目を隠せない。

というまでの流れが2022~2023年の SASUKEのあらすじだろうか。

次回以降は出場者100人や主な欠場者についての考察をしていこうと思う。






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