思考が現実を創る

思考が現実を創る。とか
自分の内面が現実に反映される。っていうけど
ああ、こういうことか～と思ったことがあるので書きます。

私は今、ちょっとアルバイト的に仕事をしている。
その仕事を選んだ理由は、ただ単純に
《自分の働きたい時間帯だった》という1点のみで
あとのことはあまり深く考えずに応募して採用された。

仕事は思っていたよりきつかった。
体力的なきつさは想定内だったんだけど
慢性的に人がいなくて、少ない人数で仕事を回したり
シフトをやりくりしたり、そういうのが積み重なると
疲れが澱のように身体の奥に溜まっていって
いつも身体のどこかが痛い・ずっと疲労感が抜けない
そしてそのうち、いろいろ考えたりすることが面倒になる。
前向きになにかしよう、とか趣味を楽しもうという気力がわかなくて
休みの日はとにかくだらだらと寝ていたい感じ。

このままじゃもう無理だ、辞めたいって思うようになった。
身体は悲鳴をあげてるし、心はうきうきしない。
だけど、
「今私が辞めたら、他の人に迷惑がかかる。。」
「体力的にきついけどみんないい人で、人間関係は問題ないしなぁ。。」
「せめて、だれか新しい人が入ってきたら考えよう」
そんなふうに何度も何度も逡巡してた。

ヒマな時間や寝る前によくYoutubeを観ていたんだけど
不思議なことに
【こんな会社は辞めるべき10のポイント】とか
【人が辞めていく職場の特徴】みたいな動画が
検索とかしたわけでもないのに
ホーム画面に上がってくるようになった。

なんとなくそういう動画を観て
辞めたら迷惑がかかるっていうのは、私の罪悪感に過ぎないんだって
すとんと腑に落ちたんだよね。
だって私が入る前から職場はずっと人が足りなくて忙しかったわけだし
それを何とかするのは私じゃなくて会社の役目だし。

なんだー、そうかーと心が軽くなった気がして
それからすぐに退職するつもりであることを上司に伝えた。
拍子抜けするほどあっさりと受理された。

それでまた不思議なんだけど
辞めたいけど辞められないと思っていた時は
ますます人が減って、仕事もどんどんきつくなっていったのに
辞めますって公表したとたん
なぜか新しい人が何人か入ってくることになった。

思い返してみれば
辞めたいっていう自分の本音を
「迷惑がかかるから」「みんないい人だし」「新しい人が来たら。。」って
打ち消していたのは私自身の思考（エゴ）だった。
自分が「辞める」と決めたら
辞めても困らない状況に現実が変化していったような感じ。

自分の思考が現実を創るって
なにか魔法のような思いがけなく素晴らしいことが起こるみたいな
事かと思っていたけど
そんな大げさなことじゃないんだ。
もっと当たり前で現実的なことで、
自分の想い（考えや感情など）で現実がつくられていると
改めて実感した。