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誰が最初に言ったのか⁉︎(アメーバブログ転載)

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品としてモナリザは超有名どすが最後の晩餐も負けず劣らず超有名な作品として後世にまで遺された…

え?
あれ⁉︎
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ



イエス・キリストがイスカリオテのユダに裏切られ、ユダヤ教の秩序を乱す反逆者として捕縛される前夜、ユダヤ教のイベント過越の食事(すぎこしのしょくじ=神ヤハウェと契約したモーセの導きによってエジプトから脱出したエピソード参照や!)をイエスが弟子たちと共に… ってのは当然知っとるよね⁉︎
家の扉に子羊の血を塗ったユダヤ人だけが『無事に過ぎ越した』故事に由来しとるんやが、その塗り方が正に日本に現存する神社の鳥居とクリソツなの… は、話がアンドロメダの彼方になるから、その事はまた別の機会にでも★
あるのかどうか、まぁわかりまおんせん

てか、知らんとは言わさんぞ!
😂
こんなに有名な作品やし、その歴史的な価値は何と匹敵するのか見当つかんわい‼︎
兎に角、
この超有名な絵画のインパクトや普遍性は俺が今更あれこれ書いたってアレな話やから!
てか俺が言いたいのは、そんな事やないんよ‼︎


まぁ、その前に
この作品を ”普通に” 紹介すると、これはレオナルド・ダ・ヴィンチが有力なパトロンであるミラノ公爵ルドヴィコ・スフォルツァの依頼により、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の、なんと食堂に描いたのね☆(イエスの真下の部分が不自然なのは本来そこは通路になってて、何もない空間やったからさ!現在では保護する為に壁から絵画部分を掘り起こしとりやす)
晩餐だけに?
かも知らんねぇ… 特に深く考えず、そうした安直な発想で本当に描かれたのかも知らん☆

でもレオナルドは壁画が得意やなかったのか、壁画では保存に適しとる当たり前なフレスコ画法(最初に漆喰を塗って、それが乾く前に石灰水で溶いた顔料で描くんやが、御利用を計画的にやらんと壁を削って描き直しってな大惨事に!)やなくて、普通に油絵みたいにテンペラで描いた(重ね塗りができるからだしょう)り、経年劣化や環境の大幅な変化とそれに伴うカビの発生やら、第2次世界大戦下でのアメリカ軍による空爆やら何やらでコンディションは想像以上の最悪に!(空爆を免れた確率の奇跡的な事よ)
しかも、近年までの修復作業が割りといいかげんやった事もあって、やればやるほど劣化を招くという有り様‼︎
しかし、1977年から1999年までの22年間に1人のオッサン(名前は忘れた… 興味があったらググっておくれ)が地道に真っ当な修復作業を施行した事で作品そのものが持つダイナミズムや深いメッセージ性が現代に蘇った訳や‼︎

日本人が簡単に使い過ぎる天才という言葉の体現者であり、かつ何らかの目的を己が作品に潜ませ続けたであろう男の…
(-᷅_-᷄๑)


とてもラフ・デッサンとは言えんレベルやな
(^_^*)



とまぁ
なんじゃらかんじゃら、いつも通りなアレコレを述べたんで、ここから本題に入りやしょうか!

この【最後の晩餐】はキリストが逮捕、連行された上で遂には磔刑に処される前夜に弟子たちと過越の食事をとる際、神ヤハウェと新たな契約を結ぶ(だから ”新約” 聖書となる訳で、それがユダヤ教との決定的な諍いの原因とも謂われとりやす)として『パンは私の体、ワインは私の血』などとカニバリズムを連想させるような怪発言!
で、ついでに「この中にワシを裏切る奴がおる」としてイスカリオテのユダが… な一瞬を捉えた絵画らしいんやが、俺はガキの頃から、どうにも腑に落ちんでな‼︎


よくよく、あなた方に言っておく。あなた方の内の一人が私を裏切ろうとしている。
ヨハネの福音書


いきなり師匠のイエスが爆弾発言したから全員が騒然とし… 確かに絵を観る限り、そうした空気感はあるわな!
左からバルトロマイ、小ヤコブ、アンデレ、ユダ、ペトロ、ヨハネ、(中央のイエスを挟んで)、トマス、大ヤコブ、フィリポ、マタイ、タダイ、シモンと12人いる弟子たちは日頃の鍛錬が足りんから恐怖や疑心暗鬼に襲われて、侃侃諤諤(けんけんがくがく)とばかりに、そりゃもう大騒ぎさ‼︎
🤣
唯一の例外がイエスの左横にいるヨハネぐらいかな?
小説&映画【ダ・ヴィンチ・コード】で世間の認知度が上がった実はヨハネではなくマグダラのマリアってな説と相まって、どうにもこうにも論争やら妄想を引き起こさせる構図となっとる訳なんやね★


でも、たわし
俺はそれよりも、もっと根源的に「はぁ?」な部分を見つけちまったのさ‼︎

1. 背景はどう見ても夜ではなくて昼間!
”晩餐” ってのは夜だよね?
L'Ultima Cena =最後の夕食
The last supper=最後の夕食

2. テーブル上にワインの入った盃が見当たらんし、食べとるパンも ”種なし” じゃくて膨らんだパン!

この2つの疑問を中学生の時、美術科の先生に問いかけたら
うん、まぁ… その…
要するに知らんかったのね!
でも、こんなあからさまに昼間&聖書の記述と違う食卓を描いとるから俺と同じように疑問に思っとる奴はいるやろうと幾数年、機会ある毎にクエスチョンを投げかけること何10人やったが、遂に納得のいく答えをくれた人間は皆無どしたね!

「それは単に絵が劣化、破損してるから ”そのように見える” のでは?」
修復が終わる前やったから、確かに反論できんアレやったけど、後年に修復されたのを見るとやっぱり昼間やし、やっぱりワインはないわ&魚がメインディッシュやわ、と更なる謎が浮き彫り(ほら、日本のマスコミが安直に使う表現)となったんや‼︎

ここ最近では『これは最後の晩餐やなくて、磔刑から復活した後の食事会』を描いたってな説もありやしてね☆
まぁそれだと聖書の記述と辻褄が合う(その際にメインディッシュとなったのが魚で、それが元となってイエスのシンボルマークとされやしたわ)から話は早いのかな?
でも、それやとユダが居るんで時系列が矛盾するから、やっぱり磔刑前の晩餐なんだしょうね!

なんやねん、レオナルドさん…
😭

てか、ね…


ヨハネorマリアの肩というか首というか、その辺りに左手を伸ばしとるのがペトロで、その手前の何だか黒っぽいアゴ髭なのがユダなんやが…
(c" ತ,_ತ)


左手は爆弾発言にガチョーンとなって(ちょいとトリミングを失敗して判りづらいんやが)イエスが手を伸ばしたパンに自分も手を… まぁ「私がパン切れを(ワインに)浸して渡す者が裏切り者」やで、と説明した瞬間なのかな?と★
ほいでからして、
右手を握りしめとりますが、その中には裏切りの対価としての銀貨30枚があるらしいんやが、やっぱ時系列がおかしな事となるからレオナルドが意図的に描いたんだしょうな‼︎
恣意的? 寓話的?


へてからして、
ユダの背後にしてペトロの右腰辺りに描かれたナイフの角度が不自然やと指摘されて数100年… はい、やっぱ変だす!
ヨハネorマリアの右手だとしても、ちょいと長すぎで変‼︎
🤣
まぁ俺としての結論を申しますれば、それこそ映画【ダ・ヴィンチ・コード】やないけど、これはユダの裏切りを示唆した作品ながら、その実は「ユダは無実」やと宣言しとるのではないかと?
キリストにもたれかかる筈のヨハネを不自然に離したりするぐらいやから、そりゃ超自然的な(ナイフを持った)腕ぐらいユダの背中から生えてきたって不思議でも何でもないだしょ‼︎

でも、それって
何の為に?

レオナルドは物凄い数のデッサンを残しとりやすが、それはつまり『神という超越者の存在』よりも己が身の回りへの関心が強かったからやないかと☆
なんで、そのようになっているのか?
普通の人間なら死ぬまで素通りするような事が不思議で仕方ない心根は俺がレオナルドについて書いた過去ブログを読んで理解してもらう(はい、さりげなく宣伝!)として、その発露した作品に秘めた想い… それは封建的すぎる社会への彼なりの反抗だったのでわ⁉︎ とか感じる訳だすよ★

反抗… そう!
事ある毎に俺が糾弾しとるあの宗教団体やんけ‼︎
😡
キリストは何が何でも三位一体の一翼を担う神であって、決して人間ではない(磔刑される前は人間てのは仕方なく認めてやる)!
マグダラのマリアは卑しい身分であったがイエスの高貴なオーラに触れて改心(一体どこの誰が、マリアが実は聖職者だのと戯言を)!
イスカリオテのユダはイエスの身近にありながら、たかが金ごときでイエスを裏切った不届き者!

そして‼︎
それでも尚、慌てる事なく泰然自若に振る舞うイエスの偉大で尊き事よ…
と、言いたいのか??

そうやろな…
でも、レオナルドは(あからさまは危険すぎるので)昂然と作品の中へ己が精神の有り様というか「観察して判った事」を滑り込ませたのでわ?
答えは墓を掘り起こして彼に聞いてみにゃ判らんねぇ



因みに…

【最後の晩餐】はレオナルドだけやなく、それどころか古くから絵画のモチーフとして描かれとりやす☆
【フランダースの犬】主人公ネロが崇拝してた事で有名なルーベンスも描いとりますが、もっと古いのを少し紹介しやすが、決して絵が上手な子供が描いたんじゃないので悪しからず
(`_´)


共通しとるのが、レオナルドのような横長なテーブルやなくて円卓となっててヨハネが酔いつぶれてイエスにしなだれかかってる事かな!
まぁ普通に考えりゃ円卓の方が自然やが絵としては人物配置がゴチャついて描きにくいし、レオナルドが採択した方法が如何に画期的やったかが判るわな★
でも、だとすると益々にレオナルドがイエスとは逆方向にヨハネを傾けさせた理由がわからなくなるよねぇ
🤑
やはりあの方面から深掘りするしかなかろうて…



因みに、最後に…

2021年7月8日に紹介した【サルバトール・ムンディ】という絵画やが、この作品の諸々を追ったドキュメンタリー映画【ダ・ヴィンチは誰に微笑む】にて、どうやらレオナルドが単独で描いたんではなく、工房として描いたという説で落ち着こうとしてるらしい(贋作の疑惑が晴れた訳ではござんせん!)… という事は‼︎
俺の考察は ”ほぼ正解” やった訳かな☆(詳しい内容は過去ブログを読んだらんかい)
ただ、やはりレオナルド単独の作品やと鑑定する人物や団体があるのも確かで、そこら辺りは美術界の闇として、まだまだ両睨みな環境なのかも…

でも顔を見る限り左右で人相どころか性別が違うという説はまだ誰も言及しとらんので、改めて書いておこう! こういうのは先に言ったもん勝ちやからねぇ

17世紀頃にイギリス王室が所有しとりましたが、なんでか行方不明に! そして永らくの潜伏期間を越えて1900年に再び世に登場するも紆余曲折があり、作品そのもの云々よりも背後で蠢いとる連中が醸し出しとる負のオーラが鬱陶しい感じかな?

2017年のオークションにて510億円という、とんでもない額となって物凄く話題となりやしたが、競り落としたのが誰なのかは不明なまま… まぁ額がデカ過ぎなんで、大体の想像つくっしょ!
そして現在では所在不明となっとります☆
競り落とした人が所有しとるボートの中に飾ってあるとか何とか噂は色々とありやすが、俺ら凡人には何も関係ない世界の事だしょうね★

まぁ、どうせ手にする事は叶わんモノについて色んな妄想を弾けさせる自由ぐらいは俺にもあるやろ?
😅







こういう切り口で絵画を楽しむのも、たまには良いでしょ?
しかも無料とくりゃ言う事なし‼︎
皆様、くれぐれも俺を疎かにする事なかれ
ψ(`∇´)ψ

じゃ今回はここまで!


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