見出し画像

相棒のギアと向き合う④~ギアを変えたら人生変わった~


【前回までのあらすじ】

ギアをシングルスピード→9速へと換装して意気揚々と帰ったあの日。
あれから早一か月。
実際のところどうだったのか?

【1か月の感想】

いまのところすこぶる快調です。
いままで、気合や覚悟が必要だった距離や傾斜に対して、気楽に挑めるようになりました。
具体的にはまだ片道20kmmくらいまでのサイクリングしかしてないですが、所要時間は大きく変わらないものの、体力や気力の消耗が減った感じがします。
ギアチェンジも、バーエンドも慣れれば別に苦にならないです。(ただ、結構こまめにギア変えるので、STIレバーは楽だったなーと思う時はありますが)
思った以上に、多段化してよかったなーと思っています。
大げさに言うと、少し人生がよりよいものになった、くらいの効果を感じてます。

【ギアを変えたら人生変わった】

何いってんの?というと、精神面と身体面の両方で余裕が出来て、思考にも良い影響を与えているように感じています。

精神面の余裕

これまでは一律で、
・坂道があれば気合を入れて漕ぐ
・平坦な道でスピードを出したければ気合を入れて漕ぐ
になっていて、ゆるやかな下りやゆるゆると移動しているとき以外は基本、多少なりと気合が必要でした。
その気負いがいらなくなった、というのは意外と大きかったです。
ギアがあることによって、常に心地よくペダルを回せる負荷を自然と選ぶようになる。
急がば回れ、無理せずにペダルを回し続ける、という選択肢があること。
そういう選択(ギア)を自分で選んでいること。
これが意外と自分自身のメンタルコントロールにもなっていて、より余裕をもったサイクリングが出来るようになった気がします。

身体面の余裕

こちらも同様なんですが、これまでは坂を上るにせよ加速するにせよ、ぐいっと力を入れて漕いでいたのが、無理のない負荷でペダルの回転数を上げながら徐々にギアを上げていくことで、
・長距離における体力的な配分がしやすくなった
・膝や足への負担が減った
ように感じます。
特にギアを変える前はたまに膝に少し痛みを感じることがあったのがなくなったので、これは大きかったです。
大げさにいえばサイクリング寿命が延びた(笑)

思考の変化

前述の余裕を持ったサイクリングが出来るようになった効果を実感するなかで、自転車に乗っているときに限らず、自分自身の思考にもよい変化が起きたように思います。
「時にはギアを軽くして心地よい回転でペダルを回す」という選択が自分の中に備わったこと、自分が「道の状況や自分の負荷に応じてそのギアを切り替える」という思考が自然になってきたこと、これは案外大きかったです。
日々の生活を送る中でも、がんばりすぎてるなー、とか気が重くて手が付かないなー、というときにギアを下げて、まずは軽い負荷でペダルを漕いで前に進もう、と自分をコントロールするようになってきた気がします。
何事もまずはベイビーステップで始めて勢いをつけるのが大事、と頭では思っていても、心身にしみついたのは案外とギアを多用するようになったおかげのように感じています。おおげさですが。

皆さんも、ぜひ自転車と心にギアを。おすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?