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IPA国際公認漢語教師資格取得に至るまでの道のり~前編~

大家好!
この記事を開いていただき、ありがとうございます!
岸 悠太(きし ゆうた)と申します。
私は2023年6月に日本人では珍しい「IPA国際公認漢語教師資格」を取得した中国語講師です。
もしかしたら、ほとんどの方がこの資格について聞きなじみがないかもしれませんが、「中国語を指導するための資格を持っている」ということだけでも伝われば幸いです♪

さて、今回はその資格取得に至るまでの私の道のりを大きく「前編」と「後編」に分けてお伝えしたいと思います!

まずは、前編から。


1. IPAアカデミーとの出会い

  2022年9月のことでした。ネットで「中国語講師 資格」と検索していたら、とあるサイトを見つけました。それが以下のサイトです。

  そもそも、中国語講師という職業において、何かしらの資格を保持して
 いなければならないという規則はなく、現に多くの人が資格を持たなくと
 も中国語講師として活躍されています。しかし、私は「せっかく中国語講
 師を目指すなら、この機会に資格のひとつは取りたい!」と強く思い、こ
 のサイトにあった問い合わせフォームより、先方へメールを送りました。
 でも、私はなぜここまでにして資格取得にこだわったのでしょうか。

2. 亡き祖母への恩返し

  別の記事に書いたプロフィールでも触れているのですが、私が中国語学
 習に目覚めたきっかけは、祖母の存在でした。もともと勉強家の祖母は、
 30年以上にわたる教員生活を終えた後、趣味で中国語を学んでいました。
 その姿を見て、私も中国語に興味を持ち始めました。当時はテレビの中国
 語講座の番組を見ながら学んでいましたが、熱心な私を見て、祖母も発音
 のコツなどを丁寧に教えてくれたことを今でも覚えています。
  そんな祖母が昨年の夏に88歳でこの世を去りました。それからしばらく
 は悲しみに暮れる日々を送っていましたが、祖母の遺品整理をしていると
 きに私の心を動かす出会いがありました。祖母が当時使用していた中国語
 の教材やノートが見つかったのです。その頃はまだCD付の教材はもとよ
 り、カラー印刷も発達していなかったので、モノクロコピーのプリントを
 ホチキス留めしたような簡易的なものではありますが、すべてのページに
 びっしりと祖母の手書きのメモが記されていました。

  「この祖母の中国語に対する愛を決して無駄にはできない」

  私はそう強く心に誓ったのです。そして私は、中国語講師への道を歩む
 決意をしました。 

祖母が生前使用していたノート

3. いよいよ受験申込へ

  問い合わせのメールを先方へ送ってから、間もなくして担当の方から返事が来ました。メール本文の内容は詳しく覚えていませんが、実際に対面でお話を伺ったほうがより多くのことを知れると思い、アポイントのお願いをして、後日、改めて本部へ足を運びました。
  本部では、メールでやりとりをしてくださった中国人の女性の方が案内をしてくださいました。私は少し緊張していましたが、相手の方はとても丁寧に説明をしてくださり、試験の内容から使用するテキストの詳細、資格取得までにかかる費用など、試験に関わる詳細の情報を得ることができました。
  ただ、ここまで一通りお話を伺って、いざ申し込みをしようと思いましたが、一瞬思いとどまりそうになりました。それはなぜかというと「受験にかかる費用」の問題があったからです。なんと、一回の受験につき12万円もかかるのです!(た、高い。。。汗)案内してくださった女性の方も「今すぐに申し込む必要はないけれど、同じチャンスはなかなかやってこないから、決めるなら早いほうがいいですよ。。」と話していました。(確かにそうですが、ちょっと考える時間をもらませんか、と心の中でつぶやきました。)
  とは言いつつも、私の決意はほぼ固まっていました。

 「天国で応援してくれている祖母のためにも、必ずや合格してみせる!」

  そして私は数日後、受験費用を指定された口座に振り込んだのでした。(一括でw)

                         ~"後編"へつづく~

 <過去の記事はこちら!!>
  https://note.com/vast_murre22

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