『戦国策』斉策「蛇足」(授業のヒント)
状況を想像させるための発問を提示するには、その発問を考える教員も疑問から逃げてはいけない。教材に違和感や疑問を感じたら、とことん突き詰めて考え、発問の形にまで持っていくのだ。大事なことは教材である漢文を論理的に読むことだ。突き詰めて考え、疑問を持つためには論理的に読む必要がある。
「蛇足」は高校の入門期に取り上げることの多い教材である。入門期だから発問によって深く掘り下げる必要がないと思うのは、生徒たちを侮っているとしか思えない。今回は「蛇足」を使って、発問の工夫の仕方を