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見栄なし投資法:[オードリーオードリー]

オードリーって言うと、今ではお笑い芸人のお兄ちゃんの名前の方が先に頭に浮かぶ人多いらしいけどね。オバちゃんより年齢が上の人のオードリーと言えば、ヘップバーンのこっちゃ。ヘップバーンが真っ先に出てくる。日本でも人気があったけどな。日本だけでなく世界中が夢中になったオードリーやった。

世代的には、オードリーはオバちゃんのお母さんみたいな歳やったけど、時代を超えてステキやったオードリーの代表作は全部観たで。オードリーの映画の脚本を読んで、英語を勉強しようとしたこともあったわ。ただ彼女の英語は真似するのはちょっと難しかった。他のハリウッド映画に出てくるアメリカ女優とは全然違う発音に聞こえたんよ。元々国籍はイギリスらしいけどな。ベルギーで生まれて、オランダで育ったような時期もあって、彼女の英語のアクセントは、どこの国の人なんかよーワカラン感じやった。だから、彼女の喋り方やら発音を真似するのは結構早いうちに諦めたわ。それでも、オードリーが着てるお洋服見てるだけでも楽しくなる映画の中には、何回も観たものもあるし、10代で見て、20代でまた見て、30超えてもう1回観たみたいなんもあるわ。

誰にでも経験あるんちゃうかな?と思うんやけど、同じ映画観ても、2回目観た時、もうちょっと歳イッてから観なおした時、感情移入する相手が変わったり、ああこの場面はこういう事やったんかって納得できたり、記憶に残るシーンが毎回変わっていくって言うことあるやん?ないか?オバちゃんにはそれがよーあるんよ。

ここからネタバレ含むから、今から観ようって思う人は観た後にコレ読んでや。もちろん投資に関係あるねんで。

オードリーの「麗しのサブリナ」っていう映画あるやん。もう観た人はアノことってすぐ分かると思うねんけど、大富豪の邸宅に使用人であり運転手として住む父親に育てられるオードリー扮するサブリナは、その大富豪の息子に恋心を抱いてんねんけど、、、みたいな話で、もちろんシンデレラストーリーやねんけどな。オバちゃん10代の頃初めてこの映画観た時に、ローマの休日のプリンセスが、この映画では使用人の娘になってるんで、そこまで憧れの目でサブリナについて注意を払わんかったんや。しかも映画白黒やし、ビデオやから画面ちっちゃいし、渋いと人気のあった主演のハンフリーボガードだって、子供にしたらただのオッサン。大金持ち言うたかて、私の憧れる清廉潔白のプリンセス・オードリーが恋にオチるって言うのも、お金に惹かれてる女の人に見えて、嫌悪感さえ持ったくらいや。

とにかく映画の途中ごちゃごちゃあっても、結果は見え見えのあんまり面白い話とは思えんかった。ところがやな。確かに注意散漫に観てた映画やけど、最後の最後になって、サブリナのお父さんに実は物凄い貯金があったってことになるわけや。で、子供のオバちゃんは急に目を見開いて?????になったんや。え?何が起こった?宝くじに当たった?いや、違う。元々いっぱいお金持ってた?いや違う。ビデオ数回巻き戻して理解しようとしたわ。でも字幕は言葉足らずで、やっぱりよー分からん。ご主人の話を運転中聞いてて、え?何をどうした?巻き戻し。なんか買うた?巻き戻し。こんな感じで出した結論は、このお父さんビジネスに関する宝くじ買うてはったんやって、自分の知らん大人の世界があると言うことだけは分かってこの映画の記憶になったんよ。

その後オバちゃんは、あの映画のあの場面の疑問がずっと頭の端っこに残っているまま、ある日「株式投資」と言うお金のシステムがあることを知ることになる。もちろん、その瞬間オバちゃん頭の中でビビビって電気が走ったで。ワカッたぁぁぁぁぁ。サブリナのお父さん「株」を買うてはったんや。

オバちゃんと「株」との出会いは、実はオードリーが紹介者やったんや。だからかな。オバちゃん。「株式投資」を危険とか思ったことがないんよ。オバちゃんが生まれるずっと前から「健全な経済システムの一環」として機能している株式市場というのは、使用人であるサブリナのお父さんにも公平に富を与えてくれる。そういうものやって。なんや、お金持ちの家の子でもないオバちゃんでも、お金持ちになれるんや。なんか楽しそうな未来を感じて嬉しい気持ちになったわ。

そして実際に株を始めようって時に、もう1度この映画を観てみたんよ。なるほど、ハンフリーボガードは渋かったわ。オードリーは変わらず綺麗で可愛くて、やっぱり永遠のスター・オードリーやった。でも今回注目だったんは、サブリナのお父さんやったんよね。

サブリナのお父さんは、注目して観てみると、寡黙で優しい紳士やった。でも本ばっかり読んでいて、結末を知らんかったら、弱気で社会に出ていくのを恐れている情けないおトーちゃんに見えても仕方あらへんけどな。でも、オバちゃんが目指すのはサブリナのようになって大富豪のハートを射止めることじゃあない。自分がこのおトーちゃんみたいに、目立たずに富を集めていく術を知っていくのが大事なんや、って、言語化してみたがな。実際に、世界の憧れオードリー扮するサブリナになるのは絶対無理や。身長足らん。それより、このおトーちゃんの生き方やったら真似できんことない。オバちゃん、本読むの大好きやしな。

もう、お分かりいただけたと思うけど、オバちゃんの「見栄なし投資法」のロールモデルは、このサブリナのおトーちゃんやねん。このおトーちゃんを見習い、おトーちゃんみたいになりたいと思い続けてきたから、通帳の中に億入ってるという現実があると確信できるんよ。

株式投資を始める人は色んな人の意見を聞くべきやと思うけどな。プロはともかく、素人ほど、投資の方法論だけでなく、どういう態度で、どういう人間性を志して、どう言う生活を送りたいかを意識していくことが、投資に成功していく上で、オバちゃん、一番大事ちゃうかなぁと思ってるんよ〜。

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