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豊哲の時代劇吟行記 〜あきない世傳金と銀 第三話・第四話〜

皆さんこんにちは☀
土佐藩俳句百姓豊哲です。

今回書く記事はBS時代劇『あきない世傳金と銀』の第三話・第四話を観て思い付いた俳句を紹介していきます✨

(第三話)

商ひを守れるはずと風涼し

商ひの知恵と才覚夏日影

商ひの川を染まむと風光る

厨には火花の音や夏の風

用立ては三十五両油照

織物の言葉並べる皐月かな

畳には開く扇子が並びけり

店前に算盤の音秋夕焼

口中へ泥饅頭を山笑ふ

鍋底を洗ひ終へたる夕焼かな

とりどりの反物を知る春日かな


(第四話)

平打の簪一つ夏座敷

夏の日は南船場を歩きけり

夏座敷明石縮の着物かな

風薫る小芝風花の声音かな

支払ひは六十五文風薫る

一日(ひとひ)だけ現金売りを秋澄めり

五鈴屋の誓文払ひ秋澄めり

反物は三十二文秋の空

誇らしき暖簾の家紋鰯雲

明日第五話が放送されますがその時間帯は仕事のため書くことが出来ません。

そしてこの一句で失礼致します🙇

秋澄むや物が売れたる幸せを

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