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豊哲の時代劇吟行記 〜あきない世傳 金と銀 第一話と第二話〜

皆様、今年もわずかとなりました。
土佐藩俳句百姓豊哲です。

今回書きたいと思った記事はBS時代劇『あきない世傳金と銀』を観て作句した俳句を紹介します🙇

(第一話)

新しきことを知りたる春夕焼

銀(しろがね)と金の流れや春の川

商いは川の流れぞ春夕焼

舘ひろしさん演じる治兵衛さんのセリフはなかなか味があってこの作品に興味を持つようになりました。

(第二話)

まずはNHK俳句やプレバトに出演したことがあるNEWSのメンバーで作家でもある加藤シゲアキさん演じる惣次に関する俳句を紹介します🙇

夏座敷分家の金は整ふか

掛け売りの怖き話がある師走

春雷や草子なんぞを書きをつて

落葉風三十五両どないする

兄の徳兵衛の放蕩ぶりに翻弄され、怒りまくっている惣次を演じる加藤シゲアキさん迫力あります!

そして他の俳句も紹介します。

西鶴の草子話や夏座敷

それぞれに道筋がある冬座敷

色事が好きな長男虎落笛

慰めはうどんの屋台師走の夜

囀や預り証が敷物に

家を出る踏ん切りつける卯月かな

金策に走り続けて落葉風

風光る飾りの付きし耳かきに

そして最後はこの一句で失礼します🙇

虎が雨心斎橋の本問屋



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