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豊哲の吟行記 〜薫風の高知城〜

皆様、ご機嫌いかがですか?
土佐藩俳句百姓豊哲です。

今回は六月七日(金曜日)に訪れた高知城をテーマにした俳句を紹介致します🙇

(この記事に紹介したい引用・参考文献)

まず、俳句を披露する前に下の画像にある二冊の書籍を紹介させていただきます🙇

紹介したい参考文献

(左側の書籍)
『高知城を歩く』

著者:岩﨑義朗
発行所:高知新聞社
制作:高知新聞企業出版部

高知城のガイドブックです。 
この本を片手に高知城を散策するのに相応しいです。

(右側の書籍)
『城下の風景 龍馬の生きた土佐』

著者・発行者:大野充彦
制作:高知新聞企業出版調査部

江戸後期の土佐藩の暮らしに関することが記されており、歴史と息吹が感じられる一冊です。

もし興味があり、購入したいと思っているなら下の場所を訪れてみてください。

一、金高堂帯屋町店
二、JR高知駅
三、未来屋書店イオンモール高知店

(吟行した俳句)

それでは紹介させていただきます🙇
高知市役所の近くにあるとある医療施設を出た私は高知市で人が集まりやすいひろめ市場・帯屋町商店街の方へ歩いていった。

ちょうど高知城歴史博物館が見えたところから久しぶりに高知城の天守閣を眺めてみたいと思い、見上げてみたらこんな一句が出来上がった。

万緑の上に高知の天守閣

万緑の高知城の天守閣

この風景をスマホに収めたら自然と足は高知城へと向かっていた。

丸ノ内緑地から追手門広場へ向かった私は写真を撮りながら思い付いた俳句をSNSに記していった。

緑陰の傍に石段高知城

追手門広場の石段

石樋を観察したる夏日影

高知城の石樋

石垣に突き出ている石樋は雨水が石垣に当たらないように造られています。

高知では雨が多く降るため、高知城の縄張り(設計)は排水に注意が払われています。

地盤が巻貝を伏せた螺旋状になっており、城内の雨水が三方に分かれて排水できるように設計されています。

薫風や本丸までの石段を

高知城の石段

チェンソーの音や薄暑の杉ノ段

高知城杉ノ段

杉ノ段は三ノ丸の東下段にあり、長崎倉(長崎から購入した品物を入れる倉)や塗師(ぬし)の仕事場があった場所です。

さらに上の画像の右下にある木製の蓋と鎖はかつて井戸があった場所で、深さは約18メートルと記録されています。

毎日午前十時、正午、午後四時の三回に水を汲み上げて、藩主が暮らす二ノ丸御殿へ運んでいたとされています。

薫風の天守へスマホかざしけり

詰門の近くから撮った高知城の天守閣

薫風の黒鉄門を抜けにけり

高知城本丸の黒鉄門

この黒鉄門は天守閣がある本丸の裏門で、柱や扉などの外側に鉄板が打ち付けられており、外観が黒塗りの板張りになっていることから名付けられました。

(豊哲の〆の一句)


豊哲の〆の一句 

愛用していたぺんてるの筆ペンを使った最後の一句です。

高知城の詰門と石段

上の画像の奥にある詰門は藩主の居住施設がある二ノ丸と天守閣がある本丸を繋げる廊下橋の役割を果たしています。

高知城の追手門

最後の画像は追手門で締めさせていただきます🙇
それでは✨

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