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日本を原ねて 心の健康 ストレス解消【まとめ 1・2・3】

 まとめ 1
 私たち花俱楽部は、花ストッパー(フラワーホルダー)のバックボーンを得るため。花を中心に現代より古代へ(天心が調らべるとよいと言っている)と調べるうちに多くの先人たちが、同じ言葉、同じ意味の言葉を残しておられることに気が付き。又、外国の方が日本人をほめておられるのは、なぜかと気になり、今回、日本を原(たず)ねてを、表しました。
                             
日本人だけが素晴らしいのではなく、世界の人々と日本人は同じであるが、「教会と千歳飴 上野誠著 106~107ページ」に日本の地理的条件が負うところが大きかったことも忘れてはならない。と記されていました。

 さて心の健康とストレス解消ですがひとが生きていく上で、心の健康とストレスは生きていると言うことで生まれて来る物で、ケシゴムで消したりすることは出来ない。故に付き合う方法を日本人は考え出し、古代より現代まで生活感情としてまとめられる生き方を日本人はそれぞれの立場で大きく意識せず伝えてきました。

 危機は明治維新に来ました。その時福沢諭吉は帝室論で日本の技芸(日本人の生活)は無くなると知らし、そして明治天皇は歌を詠まれました。
 薫英 編集兼発行者 小川高光 薫英学園出版部

    よきをとりあしきをすてて外国に
       おとらぬ国となすよしもがな       14ページ
 
 なんとか持ちこたえましたが、アインシュタインやレビイーストロースが来日時点では日本人力は残っていましたが、レビィストロースさんが来られるたびに少なくなっているようでした。又、数学者の岡潔先生も同様の指摘をされています。

    まとめ 2
パリ日記 特派員が見た現代史記録(全5巻) 山口昌子著 藤原書店
 日本の偉大な力は二重規格と呼ばれるものだ。
 外国の影響に対し、自国を定期的に開放すると同時に独自の均衡性は西欧にはない我々はこの偉大な教訓を日本から学ぶべきだ、…日本の古代文学は仏に紹介されているが、重要な日本文明で我々が未知のことはまだ大量にあるはずだ。               361~363ページ

ご近所のお医者さん (617) さの小児科クリニック院長 佐野博彦 毎日新聞2022年10月18日 【ブリコラージュについて】
 レビィストロースは晩年、日本を訪れています。伝統の技を守り続ける職人たちや豊富な恵みの集まる市場を訪ねて、文化の豊かさや世界観に驚き、「野生の思考」は、日本にこそ生きていると述べました。
 日本文化の中に、「今後の社会を変えていく大きな可能性を見つけることができる」

津田左右吉(1873~1961)歴史論集 今井修編 岩波文庫
歴史学に於ける「人」の回復
 日本は近代文明の世界に入りこんで来たけれども、日本人の生活のすべてが近代化したのではないことが考えられねばならぬ。この近代化せられない側面に素朴ではあるが、それみずからにいろいろの欠陥を伴なってはいるが、近代文明によってまさに失われんとする「人」の保持せられているところがある。               357~360ページ

    

まとめ3

 生活感情
【生活】
NHK こころをよむ
正岡子規を語る 粟津則夫
岡倉天心を語る 大岡信
第3章 ボストンでの天心
「生活」と「芸術」という、普通は別々に考えられているこの二つの分野が、一体化しているのが日本美術の精髄であるという… 147ページ
 
 「茶の本」執筆の背景。
ボストン美術館における女性たちへの講話の延長線上にこの本があるのです彼はおそらく、彼女たちにいつも話していた茶や生け花をも含めて、日本の生活と芸術の一体化した、いくつもの大事な芸術的所産に対して説明したことでしょう。…この「茶の本」はそういう意味で芸道論でもありましたし、日本人の人生論でもありました。      147・148ページ

 【感情】
感情ってなんだろう? 毎日新聞 2021年11月22日
特集・ワイド 藤原章生 
ドイツ歴史学者ヤン・プランパーさん (51才)に聞く
 感情は人間の現象でも定義が最も難しいものの一つです…誰もが知っていながら、誰ひとりそれが何かと言い表せないものです。…感情とは体の現象なのか、心理の表れか認知か刺激に対する反応か、そこに人の意思がどう働くのかなど実にさまざまです。

 どうもすっきりしない、著書にあるさまざまな定義の中ではドイツの脳科学者エルンスト・ペッペル氏(81才)が言い当てている気がする。要約するとこうだ。人の知能や意識、感情、自由意思はバラバラにあるのではない。感情も認知も記憶も単独ではない。全てが緊密につながっている。あらゆる感情は認知(知覚)であり、記憶であり。理性的な働きは感情的評価に埋め込まれ、直感は行動しようと意図とつながっている・・・ぺッペル氏は、ある感情が脳のある部位だけの働きという古い見方も否定しています。実際は無数のニューロン「脳内神経細胞」の組み合わせ、ネットワークの複雑な反応として感情が表れるこれが脳神経学会の合意になりつつあります。…フランパーさんは力説する「脳については無数の仮設があり、日々更新されている。
 5年もすれば誤りとわかるものがほとんどです」…感情についての2000年におよぶ研究はまだまだ途上。


以上のことより西欧と日本の違いにアインシュタインやレビイーストロースらが、かんじられたのは心の健康、ストレスをコントロールするすべを日本人は生活する中で手に入れたようです、生活感情です。この方法を古代より現代まで多くの日本人が生活のなかにおいて伝えて来たからと思われます。
まだまだ取り上げるべき日本人は無数におられると思います。
よく深いことですが是非ともお教え願いたいです。
ここで現代から古代まで順にあげた人々に楽しく近寄れる方法を考えておりますが、なんせノートパソコンの使い方がままならない私です。腕をあげてから書こうと思っています。よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。秋田加代子
                        2024年2月19日


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