ジャンヌ
信じられないくらいおもしろかった
そして泣ける
ロボット三原則
人間に危害を加えてはいけない
のに
女性型ロボット(ジャンヌ)が
主人を殺害
一体どうやって三原則を掻い潜り
一体何故殺害したのか
ジャンヌ(女性型家事ロボット ジャンヌ・ダルクから由来)
主人をなぜ殺したかの質問に
”守秘義務により、申し上げられません”
の一点張り
何回も聞くけど
一点張り
めちゃ頑固
動機と殺害にいたる経緯
めちゃ気になるなと思いながら読み進めて
その動機と経緯が明らかになるのだけれども…。
アレックス・ガーランド監督の 映画 『エクス・マキナ』
その他にも
『ターミネーター』
『マトリックス』
『i ROBOT』 等々を彷彿されるような
河合莞爾さんの作品
はじめて読んだけれど
難しい用語等の解説
クドくなくて
わかり易くて
とても親切で綺麗な描き方(月面反射通信とか それを 教えていた理由とか その他色んな専門用語も)
ジャンヌに
機械的に説明させているように読者に説明するところとか
(お話の中では相崎に説明しているのだけれど 同時に読者にも
説明していることになる)
すごいなと
ロボットが出てくるという
このお話ならではの表現
エンタテイメント的要素もあり
そして伏線の張り方が
緻密で丁寧(聖書とかインドのお話とか月にうさぎがいるお話とかその他色々なお話があっての最後 SF的現実論理的話と非現実寓話的話を混ぜて現実的な話にしていて その混ぜ方のバランスがすごい)
アシモフの
ロボット三原則
の背景に
博愛主義があったなんて(その背景にはキリスト教の聖書がある)
知らなかった…
最後の再会
あぁ、そうだった と 感嘆
ハッピーエンドなのか
バッドエンドなのか
余韻を残す終わり方
感嘆の一言に尽きる
善き存在《ホモ・サマリタン》であれ
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