幻冬舎 オフ・ブロードウェイ奮闘記

中谷美紀さんの

出演された

「猟銃」の

舞台

ニューヨーク公演での

出来事を

日記形式で

綴られる

エッセイ


中谷美紀さんの

エッセイ


そんなことまで言っていいの?


思うような

内容で

面白い(というと語弊があるかもしれませんが)です


映画
「嫌われ松子の一生」の

撮影時をエッセイにした

「嫌われ松子の一年」

とても面白かったです
(中島監督の
厳しい要求と言葉に
遂に堪忍袋の緒が切れ、
撮影現場から去り
女優を辞めることまで考えたと(撮影途中で
抜けたことにより
賠償金などを払うことになっても)


その後
撮影に戻り

無事最後まで映画を撮り終えるのですが

撮影の最後の日(?)に
中島監督の隣に
缶ビール片手に
管を巻いたというようなお話
笑いました(その後 確か 日本アカデミー賞の
授賞式で 中島監督と中谷さん
インタビューに答える映像で
中島監督が中谷さんに「仲良しだよねー」(ちょっと記憶が曖昧ですが)
みたいなことを言ったら
中谷さん 無言で すごく露骨に嫌な顔して
無言で(中谷さん全然愛想笑いとかで取り繕わないのです  
仲悪いという演出かもしれませんが
恐らく 素 だと思います) すごく笑いました



ニューヨークでの舞台

日本との勝手の違い

次々に起こるトラブル(舞台装置の演出が
次から次へと不具合発生で
よくこの状態で
お芝居に集中できるなと…
(板が動かない 字幕の表記がされない 等など 集中できないと
書いてらしたけれど(やはり集中できないんだ…)
そこはやりきる やりきらざるをえない

トラブル起こりすぎて もはや根性で乗り切るような…(勿論それだけではなく、中谷さんの精神力もあり、今まで積み上げてきたこともあり、だと思うのですが))



本当に

命がけで

演じていらっしゃるのだなと…(決して大袈裟ではなくて 色々な意味で
「舞台で死にたくない オーストリアの自然がいっぱいの家に帰りたい」というようなことが書かれていました)
高熱が出ても
舞台に立ち(一部休演せざるをえなかったようですが それにしてもすごい…)

公演を減らすことにより
演者の負担は減るけれども
興収が減ってしまい
商業的に
成り立たなくなる

公演を増やせば
演者の負担は増え
興収は増え
商業的に成り立つけれども
演者の精神・体力が
もたなくなる

このバランス

本当に
ギリギリなところで

成り立っているのだなと…(成り立たせていると言った方がいいのかもしれないですが…)


そして

この過酷な状況の中で
この本の原稿も書いてらしたのかと思うと

すごいなと…



「猟銃」の

舞台の

中谷さんの

相手役は

ミハイル・バリシニコフ(自由なバレエを求めて
亡命したこと等…泣いてしまいます…マッツ・エック振り付けの
「PLACE」ものすごく カッコよくて 優しい踊りです)


「猟銃」の舞台

ものすごく

観たかったです…(映像化されていないのでしょうか)


写真も掲載されていて(美しい)



坂本龍一さんのことも書かれていて(坂本龍一さんの「opus」
観たくなりました)



一つの旅を終え



新しい旅先へ


長い

旅は


続く…




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