フェイクフィクション

誉田哲也さんの小説です

本屋さんで

面白い本あるかな


ウロウロして物色していましたら

平積みしてあったのを発見

即購入

表紙の絵がまたよい(誰の絵だろう…)


面白かったです…

とても…

すごかったです…



アートと

エンタテインメントの融合(帯に書いてある
「警察組織VS.悪魔と呼ばれる男VS.カルト教団.VS元キックボクサー.」
を見るだけで
すでにお腹いっぱいなエンタテインメント感です(すごい ”VS.” 
ですが、どんな”VS"だ?どんな話だ?と思いました。本屋さんでテンション上がりました)


元キックボクサーが出てくるということで
格闘シーンも沢山で
とても楽しかったです(実写で見たいです)


ユーモア(ややブラック)のセンスもよかったです


終章の前の


数ページが(424〜426ページぐらい)

グロくて…(ククリナイフという、
またすごいうエンタメ高めな武器が出てきました…
それを扱う、そうなってしまった、ノブとケジメをつける兄貴がまた切ない…)

ものすごく悲しくて…

とても美しくて泣きました…(ここのシーン
映像化 美しく、うまいことしてくれたら
とてもアートな作品になると思います。
誉田さんの筆致だけでも充分アートですが…)


どうしようもない悪意ある人間(フェイクフィクション…
"本当の美しい"ものに(信念とか、人を感動させるもの(?))
嘘に嘘を重ねる…”フェイクフィクション”(悪意)…
なかなか容赦ない描写でした…
首謀者(?)の独白(?動機?)を語るシーンが
淡々としていて
それがまたよかったです(壊れている感…怖い…)
からこそ、美しさ、優しさも引き立ちます)


(この前読んだ小説
五十嵐貴久さんの
「リカ リボーン」に
少し似ていました
アプローチの仕方は違いますが
悪意の表現(五十嵐さんの悪意の表現も
とんでもない表現でしたが…))



悪意のある人間もいるけれど


心根の優しい人も

沢山いるよ


そんな優しさが

未来に繋がっていく


美しくて


優しいお話

(あっ、でも 誉田さんの作品ですので
なかなか過激なところは過激だと思います(少しオブラート気味でもありますが、普通に容赦ないと思います)



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