二人の嘘



美しくて 悲しい 優しい 小説だった


一雫ライオンさんの小説


”誰か”の為の


二人の嘘



”賢者の贈り物”


のような


相手を思いやる


自己犠牲付き


悲しくて 優しい 嘘


無味無臭の人生 司法の囚人だった

彼女が


自分を取り戻せたのは(もしくは はじめて ”自分”になったのか)


彼と出会えたからであり


その描写の

丁寧な

説得力



電車の 小窓越しのやりとりと


金沢での二人


切ない


最後の章のタイトルが ”悲劇”だから


えぇ…嫌な予感しかしない…と思いながら

読みたいけど読みたくないような 思いながら


”悲劇”だけではなく


優しいラスト


泣く




金沢の美しい描写


金沢


行きたい(ずっと行きたいと思っていた21世紀美術館 の他に
色々 美しいところがありそう 行きたい)









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