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沼津の商店街で紙芝居大会を見て、川が流れる喫茶店できしめんを食べる。

こんにちは。つくののQちゃんです。神奈川県横浜市の某商店街でマルシェやレンタルスペース・シェアオフィスを運営しています。

今年は地方に旅に行きたいなと思っていて、機会があれば地方の商店街も見て回ろうと思います。行った時には記録を残しておきたいので、ここに書いていきます。さらっと書いてますので暇な時にお読みください。

7月3日。

今日は沼津の商店街でニッポン全国街頭紙紙芝居大会が開催されていると聞いて、やってきました。急遽決めたので4時間の滞在でした。

沼津仲見世商店街は駅を降りて1分の商店街。立派なアーケードがかかっています。沼津城のお堀だった場所を埋め立て出来た通りは、駅から広めにまっすぐ長く続いています。戦後の青空市から始まった商店街だそうです。

七夕まつりと紙芝居大会で賑やか!

商店街では七夕飾りがぶら下がっています。
紙芝居大会は1日限り。商店街の4ヶ所の会場と駅前の施設に分けて上演されています。通りの真ん中に人だかり。紙芝居を中心に人が集まっています。商店街が広場のような使われ方をしていましたね。

全国から紙芝居ファンが集まっているようで賑やかな雰囲気です。演者さんは素人からプロフェッショナルまで。今日はあちこちの会場で数回、紙芝居を披露するみたいです。コロナで数年お休みされて久しぶりに大会が再会してみなさん嬉しそう。

紙芝居は全身芸


紙芝居は全身芸ですね。声の強弱、身振り手振りの表現力が凄いです。じっとしていません。駆け回ったり、チャンバラが始まったり、音を鳴らしたり。全身で楽しませようとするエンターテナーです。「芝居」ですものね。おかげで商店街には明るい波動が満ちていました。

紙しばいやもっちぃさんの鞍馬天狗の紙芝居
イキイキした表情の紙しばいやもっちぃさん 川崎の方で親近感。

商店街全体が会場になっていて人が群がっているので、商店街の全面的な協力がないとできないイベントだなと思いました。

アーケードを撤去した商店街


商店街の奥の会場にいくと、途中からアーケードがなくなって青空が広がっていました。

ここは新仲見世商店街。パラソルを置いてお洒落感を出しています。小雨が降ってきたので、小走りに駆け抜けました。


あとから調べてみたら、築50年のアーケードを最近撤去したそうです。その記録がネット上に丁寧に残されていました。

沼津市と沼津リノベーションスクールが関わって、丁寧にワークショップも重ねて話をして決めたようです。商店街の未来を検討しながら地道に話し合いをしてワークショップをくり返し、アーケード撤去を決め、そのための募金活動もして、今に至っています。

日頃からアーケード商店街でスペースをやっている私からしても、アーケードを撤去すると決めるのは難しいことです。色々抵抗があるでしょう。

市や専門家を入れて丁寧に進めざるとえなかった、という側面もあるのでしょうね。

アーケードはいる?いらない?


アーケードがあった方がいい、ない方がいい、というのは一概には言えません。

アーケードがあるメリットは、雨に濡れませんし商品が直射日光にあたるダメージを防げる。日光のダメージは結構大きなことなんですよね。だから便利です。

ただ、アーケードがないと青空が見える解放感で雰囲気は明るくなりますね。アーケードを維持するための負担も減ります。その分家賃も下がるかもしれません。なにより適切に管理されないまま残るのは危険です。

実質商売がなされていないようなシャッター商店街なら、アーケード撤去は合理的な選択なのだろうと思います。

若いカップルが行列をなす「どんぐり」へ

帰りは「どんぐり」に立ち寄ってから帰ります。

ここだけ異様に若いカップルが行列をなしている!どんな場所なんだ。

しかも、私の好きなミュージシャンに「どんぐりず」がいる。いくっきゃない。

なにやら、回転寿司みたいな喫茶店らしいです。

食券を買って「小田原」の席に座ります。

小田原を他の方が頼んだパフェが通過。どんぶらこと水の上の盆に揺られて通りすぎました。

若い子は動画を撮るのに夢中。

おばさんはきしめんをチョイス。隣の若い子に、「やば、めっちゃ美味そう」と言われて誇らしい気分。雨も降ってきたから、冷たいパフェよりきしめんですよ!

1回体験すれば満足ですね。

動画映え・昭和レトロ・パフェ・安い、といくつかの要素があって、若い子に人気な理由がわかりました。

では、沼津、さようなら。干物買って帰りますー。


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