【12本目】枯れ葉
※ネタバレ
構成
3幕
ACT1:主人公・アンサはスーパーで働いている。が、理不尽な理由でスーパーをやめさせられる。可哀想と感じた友人Aがアンサをカラオケへ誘う。アンサはそこでホラッパと出会う。お互い「この人はほかの人と違う」と興味を持つが、一言も口を利かずその日は別れることに。
ホラッパは工事現場で働く中年男だ。お酒がやめられないアル中。本人自身もお酒を辞める必要はないと割り切っている。
PP1→偶然会ったホラッパとアンサ。たまたま金欠だったアンサはホラッパにデートへ誘われ、承諾する。
ACT2前半:デート中、コーヒーにアルコールを隠れて混ぜるホラッパ。アンサはホラッパのアル中な一面を目撃するが見なかったことにしてしまう。お互いに好意をもっている二人。映画を見たあとアンサはホラッパに名前や住所は教えず電話番号を書いたメモだけを渡す。アンサはホラッパの頬にキスをする。二人は明るい未来だけを想像している。が、ホラッパはそのメモを落としてしまう。名前も知らないためホラッパはアラサを当てもなく探し続ける。アラサははじめのうちは電話を待つが、すぐに諦めていつも通りの生活を送る。
MP→最後に会った映画館でアンサを待ち続けるホラッパに会うアンサ。
ACT2後半:ホラッパの気持ちに胸を打たれたアンサはホラッパを家に誘う。アンサは小さなシャンパンを、ホラッパは小さな花束を用意する。二人は少し緊張しながら夕食を楽しむ。が、ホラッパは食前酒である小さなシャンパンに満足がいかず、もってきたアルコールを飲む。それをみたアンサはホラッパに怒る。アンサには実の父と兄がアルコールにより亡くなってしまった過去があったからだった。ホラッパはアンサに指図されたことが気に食わず怒って家を出て言ってしまう。それから二人は疎遠になってしまう。
アンサは殺処分されそうな犬を飼い始める。ホラッパとの失恋に傷ついていたアンサだったが、徐々に元の生活に戻り始める。
一方、ホラッパはますますアルコールにおぼれていく。しまいには働き先に飲酒がバレて仕事をやめさせられる。ホラッパは自分とやっと向き合う。もっていたアルコールを全て捨てアンサに禁酒したことを電話で宣言しアンサに会いに行く。
PP3→アンサへ会いに行く道でホラッパは交通事故にあい意識不明になってしまう。
ACT3:その夜、アンサの元へホラッパはやってこなかった。ホラッパは意識不明の重体だからなのだが、アンサはそのことを知らず落ち込む。
ある時、職場で殺処分されそうな犬と出会うアンサ。その犬を引き取り飼い始める。犬によりアンサの心の傷は癒えていく。犬の散歩中にホラッパの友人とたまたま出会い、ホラッパが入院していることを知るアンサ。その日からアンサはホラッパへ会いに病院へ通う。献身的なアンサのお陰でホラッパは目覚める。アンサ、ホラッパ、犬で公園を歩く後ろ姿。(終わり)
3行
理不尽な理由でスーパーをやめさせられたアンサはカラオケでホラッパと出会い惹かれる。
デートをするがホラッパのアルコール中毒が理由で喧嘩し疎遠になる。
ホラッパの断酒と、アンサの献身的な介護で二人は真実の愛を手に入れる。
公式化
セリフ
とにかく少ない。話し始めると聞き入る
キャラ
アンサ:極端。断捨離好き。悲観的。ウクライナの戦争のラジオはすぐ切る。
ホラッパ:アル中。一人が好き。素直。
友人:アンサ、ホラッパともにおせっかいな友人がいる。その二人がアンサとホラッパを会わせる。
犬:恋のキューピット。アンサとホラッパの優しい部分を引き出す。
ストーリー
アンサは職場、ホラッパは飲酒によって本人の心境変化を表す
構成
アンサとホラッパの職場のシーンを短く頻回いれている。
小道具
カラオケ:歌詞で登場人物の心境を表現
ラジオ:登場人物の好き嫌いを表現(嫌いだったら切る)
ゴミ箱:アンサはいらないと感じたものは同じゴミ箱へ捨てる。ホラッパと喧嘩したあとは新調したお皿を入れる。
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