無職で主夫で学生な私がどうやって看護という仕事に出会うのか?③

 さて、資格取得に向けて走り出し、一瞬で挫折した私。ですが、こ
の程度ではへこたれません。というか、ずっと挫折しているために失敗することに異常に鈍感になっていたため、「またこのパターンか、次に何しよっかなぁ」という感じ。メンタルが強いのか、只に馬鹿なのか、それとも病気なのか、、、
 何にしろ、この時にはけっこう焦りもありました。なぜなら、前職では上司や仲間との関係性を上手く作れずに一人で悩み、勝手に仕事を辞めてしまったという捉え方も自分ではしていたためです。
 そのような状態で退職してから約1年、これまでの人脈や友人関係を整理しながら、新たな仲間や信頼できる関係性とは何だろうか?と考えていました。結果、私がその当時行っていたのは・・・・

飲み会でした

 この行動はみる人にとっては、ナンセンスな行動に移ると思います。ですが、当時の僕にはここに色々な意味があったのです。まず、前職は完全な男社会、他者との気楽なコミュニケーションの方法の1つは機会飲酒です。
お酒を飲みながらではないと、気軽に話をすることは難しいと思っていました。
 また、当時の人脈を整理するにはやはり前の仕事のことを知っている人と話さないと整理できない部分も多く、私自身にどのような魅力や長所、そして短所があるのか知りたいと考えていました。特に、仕事を中途半端な形で辞めてしまったことは私にとって大きな心の傷となってしまい(馬鹿らしくなってやめたとはいえ、恥ずかしながら小さなプライドがあり、仕事を辞めたこと=逃げたと感じていました)、中々退職して求職活動をしている事実を仲間内に言い出すことができませんでした。
 そのため、週1回程度の機会飲酒をすることは私にとって、自分をさらけ出すことの重要性と難しさ、何気ない会話から自分像を理解するきっかけ、そして前向きに生きていくための楽しみをささやかながら感じれる瞬間でもありました。
 そこから、私は様々な人たちと出会い、己を知り、学び直し=大学生活を選択するわけです。


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