輝きだして、それを守って、それを愛して。

「スーツ自体は持っているんだけど、両親に買ってもらった大切なものだから破れたりするとアレなので、古着で買いました」

いつぞやの定期公演で、スーツ姿をSW!CHメンバーが披露することがあり、その中でもFUYUKAさんはスーツというか、茶色地のセットアップを着ていて。それがサイズ感や色味とてもお似合いだったので、そんな感想をそのままお伝えして立ち去ろうとした時、意外な言葉が返ってきたのを凄く憶えていて。

これがなけなしのとっておきエピソードになるような『薄い人』だったら、私は多分ここでこういう文章は書いてなく、枚挙にいとまがない程に、色んな時、色んな人から同じ類のエピソードが出てくる。それが、私の知る『FUYUKA』という人物です。

『こう言われたら、相手はどう思うだろう？』
『こう行動したら、相手はどれだけ楽しくなるだろう？』
『こう考えたら、相手はどれだけ楽になるだろう？』

一ファンから観たFUYUKAさんは、どこかこういう思いやりが見え隠れしていて、しかもそれが非常に分かりにくい。日常に溶け込む一歩手前のところで、的確に、気づいた時には優しさで包まれているので、こちらとしても有難う、の言葉を忘れないようにするのに必死です。

でも、彼女の場合、それだけじゃないんです。

本日、2023年10月21日の生誕祭にて、メンバーのHARUKAさんがこんなことを話してくれました。

「自分を大切にしようとすること、それはとても凄いこと」

すみません、言葉の端々、細かい部分はニュアンスになってしまいますが、FUYUKAさんに対する感謝，思いやりの強い部分，優しさに触れた後、彼女の芯の強さに触れてくれる部分があって。
HARUKAさんのように一種の自己表現が上手い人が言うからこそ、その言葉にしっかりとした重みがあって、凄く的を得ているなぁと思ったりなんかして。

凄く、良いバランスなんですよね。
他者への『思いやり』が、他者への『奉仕』になっていない、絶妙なバランス。
自分の周りの大切な人達を大事にして、その中心にいる自分を同じくらい大切にする。
それは優しさであり、強さだと思っています。

そんな優しさに触れ、そんな強さに憧れて、少しばかり多めにFUYUKAさんを応援していて、本日の生誕祭を迎えました。

実際、フタを開けてみたら、SW!CH曲99％の名に違わぬ、SW!CHが誇るキラーチューンの嵐。
レア曲に羅列されるような隠れた名曲を控えめにしたのも、『本日がSW!CH　ON初日になるかも』って方への配慮だったのかな、と思ったりして。

一方、ⅯCシーンは『メンバーに言わせたい（言ってもらいたい）こと』『FUYUKAクイズ』など盛り沢山。言わせたいことシリーズは冒頭２連発自爆するなど、企画潰しなシーンもありましたが、何発かメンバーが食らって、ご満悦なふゆちゃんを観ることが出来て、こちら側もご満悦でした。

で、100％のうち、残り1％のSW!CH成分じゃない時間。
開演前の入りにも流れていた、サンボマスターの楽曲の数々。匂わせるなぁなんて思いつつ、個人的に、サンボマスターが凄い好きで普段からライブにも行く人なので、あぁどの曲するんだろう？と。
個人的に、選曲にはグッときたんですよね。へぇ、と。マジか、と。案の定、知り合いのヲタさんに、唸ってたところを聞かれる始末。

この曲に限ったことでは無いのですが、サンボマスターの魅力って、一 対 一のぶつかり合いなんですよ。勿論、ボーカルの山口さんは一人しかいなくて、観客は大勢いて。でも、それでも、どれだけ大きな会場だとしても、ⅯⅭでの語りかけも、ロックを叫ぶ声色も、全てがそこの会場にいる一人に向けた言葉になるんです。

特に、今回FUYUKAさんが披露した『輝きだして走ってく』は、その色が凄く強い曲だと思います。
悲しみとか、痛みとか、苦しみとか、そういう負の感情を受け続け、それでも何とか事態を好転させようと努力する人への曲。
頑張れとは言わない、今だ！とすっと背中を叩いてくれる曲。

FUYUKAさん本人もこの曲を歌ったあとの語りで、大事に、誤解の無いように細心の注意を払って、言葉を紡いでいました。

メンバーと一緒に苦しいこと、辛いことを乗り越えてきた。
でも、今が一番楽しい、と。

最近、ことあるごとに、楽しい、と言ってくれるFUYUKAさん。

やっと、輝きだして走りはじめたFUYUKAさん。

痛みと悲しみを
歯をくいしばって
抱きしめるキミだけに
起こせる奇跡があるってことを

実感し、証明しようとしてくれているFUYUKAさん。

そんな人が、実体験をなぞらえるように歌う、いや、叫ぶ、絞り出す、『輝きだして走ってく』。
技術がどうとか、そういう話じゃない。
声を震わして、綺麗な顔を精一杯こわばらせ、一人一人に立ち向かい、包み合い、語り合う姿は最高にロックンロールでした。

凄く失礼な言い方になってしまうんですが、
今、本当に楽しいんだな、って。
本当に良かったな、って。

ちょっとだけ、自分語りのようになってしまいますが、今回、ほんの少しだけ生誕祭のお手伝いをさせて貰いました。
改めて色んな方の、FUYUKAさんに対する色んな愛情や想いに触れることが出来て、凄く嬉しいなと思いつつ、だからこそ自分は絶対に間違ってない、絶対に伝えたいことがありました。

あなたはアイドルとして、SW!CHのメンバーとして、FUYUKAとして、多くの人に多くの強さと愛しさを伝えているよ、と。
お荷物？　ふざけんじゃないよ。
こんな多角的な魅力に溢れて、独特の世界観を持ってて、分け隔てなく慈しむことが出来て、視野の広さとそれを活かせる行動力があって、想いの強さがあって、程良いお茶目さがあって、顔に似合わずイタズラ好きで、メンバーが大大好き過ぎて、ファンも大好き過ぎて。
だから、そんな人が自分の良さを少しでも、卑下だとしても、否定するのが許せなくて。
見返してやる、キミを。

という想いを込めて今日を迎えた訳ですが、とんだ勘違いの杞憂だと思い知らされるぐらいに、とっても良かったなとこちらも心の底から言える生誕祭でした。
改めまして、FUYUKAさんお誕生日、おめでとうございます！！！

そして、昔からFUYUKAさん、並びにSW!CHを応援している皆様。
改めまして、有難うございます。
御本人の言う、苦しかった時、を支えてくれたのはメンバーであり、運営の皆様であり、何よりその時から寄り添っていたファンの方だと思います。
今、私のような新参者はその恩恵の部分だけ受け取って、推しの輝きだして走っている姿を目の当たりに出来ています。
過去に戻ることは出来ないので、御礼の言葉しか言えないのが歯がゆいですが、本当に有難うございます。

え？燃え尽きてないかって？
またまたぁ、SW!CHの皆さんがそうさせてくれないのは重々承知しておりますので、今日だけは余韻に浸って、明日からはまたスイッチオンです！！

あさみんんんんんん！！
あかりんんんんんん！！！
はるちろおおおおお！！！
まゆなあああああああ！！！

明日のライブ楽しみだねええええええええええ！！！！！！

おしまい。

みなかた