ツンデレな嫁との日常 20話
本日は過去の日常
これは二人が出逢う時のお話し
3月30日
〇 : っふぅ〜
4月1日の入社式のための準備などをしている
〇 : まぁ大体終わったかな〜後はクリーニングに出したスーツ取りに行かないと
すると一本の電話が
〇T : もしもし?
父T : おぉ俺だ
〇〇T : 父さんか。どうしたの
父T : 実は母さんが体調崩してしまってな。俺の代わりにみてやってくれないか?
〇T : わかった。とりあえず帰るわ
父T : すまん。助かる
父さんは出張や遠出をすることが多かったため2日3日帰らないことがざらにある
一人暮らしをしていた俺は実家に電車で帰った
〇 : ただいま〜
母 : ゴホッゴホッ...あぁおかえり...
〇 : 大丈夫じゃなさそうだね。熱は?
母 : 38.6...
〇 : あぁ結構あるね。じゃあちょっと待っててお粥作ってくるから
母 : ありがとね...
リビングで寝ている母を背にキッチンで料理をする
母 : わざわざすまないねぇ...
〇 : これくらい大したことないよ
母 : でも明後日から社会人なんでしょ?
大学を卒業して22歳で就職が決まった
〇 : もう準備とかはできてるし、あとは母さんの体調が治ればかな
母 : ほんとにできた子ねこの子は
〇 : はいはいどうも
母 : 真面目で勉強もそこそこできて料理もできて失敗とか少ない子なのに、なんで彼女がいないのかしらね
〇 : はいはい、文句ばっかいってると面倒みないよ
母 : おーこわいこわい
その後できたお粥を食べさせた
母 : あんた今日帰んの?ゴホッゴホッ
〇 : いや今日は泊まるよ。母さんの体調次第で帰るよ
母 : わかったわ
その日は実家に泊まり一夜を過ごしたが
母さんの体調は悪化してしまった
母 : ゴホッゴホッゴホッ
〇 : 母さん大丈夫?
母 : ゴホッゴホッ...咳がとまんなくなっちゃつて...ちょっとだるいのよね
〇 : とりあえず病院行こ
母 : えぇ...
病院で診てもらった結果春なのに遅めのインフルエンザだった
〇 : まさかインフルだったとは
母 : 私も驚きよ...ゴホッゴホッ
〇 : とりあえず落ち着くまで家いるよ
母 : あんた明日入社式なんだから行きなさいよゴホッゴホッ
〇 : そんな体調の人、ほってはおけないよ
母 : はぁ...ありがと
俺は父さんと会社に事情を話した
会社には許してもらい後日個人で話すことになった
母 : どうだったの
〇 : 許可もらって長期休みをもらったよ
母 : 始まってそうそう悪いねぇ
〇 : いやいや気にすることないよ
母 : 良い会社でよかったわね
〇 : こんなん許してもらえなかったらやめるよ
母 : 意思が強いのよねぇこの子は
続く
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