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1ヶ月の転校生。あと22日




土曜日


かなり晴れ



〇  :  お待たせ阪口さん


珠  :  遅い!


〇  :  えぇ...時間通りなのに


珠  :  まぁいいよとりあえず行こっ!


〇  :  うん!



新幹線に乗り京都駅へ




珠  :  京都だー!


〇  :  懐かしいな


珠  :  〇〇くん来たことあるんだ


〇  :  中学の修学旅行でね


珠  :  よしじゃあ楽しむぞー!


〇  :  おー!



荷物を泊まる予定の旅館に置いて京都を探索する


最初に来たのは金閣寺



珠  :  すご〜い!


〇  :  綺麗だね〜


珠  :  ねぇねぇあっちに神社あるよ!


〇  :  神社?好きなの?


珠  :  うん!行こっ!


〇  :  はいはい



金閣寺近くの神社



珠  :  芸能神社?

〇  :  なんか阪口さんに縁がありそうだね


珠  :  なにいってるの?


〇  :  ごめんなさい...


珠  :  あっねぇねぇお参りしよお参り!


〇  :  あーいいね



五円玉を投げて手を合わせる



〇  :  (平凡な人生を送れますように)



顔を上げると阪口さんはまだお祈りしていた



珠  :  ...よしっ


〇  :  長かったね。どんなこと祈ってたの?


珠  :  ふふっ。教えなーい!


〇  :  えっ、いじわる〜


珠  :  教えないもんね〜笑



珠美のお祈りはなんだったかは秘密のまま




神社内を散策中にとあるカフェみたいなものを見つけた



〇  :  ちょっと休憩しよっか?


珠  :  そうだね




カフェで小休憩



食べ物頼んで軽食



〇珠  :  いただきまーす!


パクッ


珠  :  んー!


〇  :  どう?


珠  :  すごく美味しい!


〇  :  俺も食べよ


珠  :  ...ねぇ



食べようとする腕を掴まれる



〇  :  どうしたの?


珠  :  ...食べさせてあげる


〇  :  えっ!?


珠  :  ...あーんして...あげるから///


〇  :  えっ...じゃあ...お願いします///


珠  :  う、うん///はい、あーん...///


〇  :  パクッ


珠  :  どう?///


〇  :  美味しいよ///ありがとね///


珠  :  よかった///



一日の思い出の中でも強い思い出ができました





辺りも暗くなってきたので旅館に向かう


するとハプニングが



珠  :  えぇっ!?


従業員  :  大変申し訳ございません!



阪口さんが部屋を二つとってくれていたはずなのに、あちら側のミスで部屋が一つしか空いていなかった



珠  :  どうしよう...


〇  :  ...俺は一緒でもいいけどね


珠  :  えっ!?


〇  :  ...どう?


珠  :  ...いいよ



同じ部屋で過ごすことになった






続く

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