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ツンデレな嫁と娘との日常 8話




本日は幸せな日常






〇  :  それじゃ行ってくるね


蓮  :  いってらっしゃい。気をつけてね


〇  :  ありがと



そういって家を出た〇〇



蓮  :  ...よし



家から車で去ったことを確認してリビングに戻る



蓮  :  さてさくらよ


さ  :  うー


蓮  :  今日はなんの日かわかる?


さ  :  あぇ?


蓮  :  流石のわからないか笑


蓮  :  今日は〇〇、お父さんの誕生日なんだよ



今日、7月15日は〇〇の誕生日なのです


〇〇は誕生日だから一度実家に帰って少し過ごすと言っていました


なのでさくらと家で準備します。あとルテもね



さ  :  うーうーうー?


蓮  :  そう。たんしょうび


蓮  :  だからお父さんを祝ってあげてね?


さ  :  うぃ


蓮  :  よし偉い


ル  :  にゃん


蓮  :  よしルテもね



と言っても私以外なにもできないので準備は私一人でやります


いつもより豪華な料理を作ったり、買ったプレゼントの装飾をしたりした



蓮  :  よしできた



〇〇が帰ってくる少し前に準備を終え待機



蓮  :  はいさくらもルテもこれ被ってね



誕生日にするような円錐の形の帽子をつける



さ  :  うっ


ル  :  にゃぁん


蓮  :  いいね。似合ってる似合ってる



すると〇〇が帰ってきた



〇  :  ただいま〜


蓮  :  〇〇!お誕生日おめでとー!


パァァン


〇〇が入ってきたと同時にクラッカーを鳴らす


〇  :  うおっ。ありがと〜笑


さ  :  ううう〜


にゃぁ〜


〇  :  ありがとね〜






〇  :  こんな豪華にしなくてよかったのに笑


蓮  :  さくらが初めての誕生日のお祝いだからちょっと豪華にしようと思って


〇  :  ご飯も豪華だし、作るの大変だったでしょ


蓮  :  今は心配するの禁止!今日は誕生日なんだから!


〇  :  わかったよ。ありがと


蓮  :  はいっ、それじゃ


"かんぱーい!"



良い感じのグラスに入れたお酒と共にご飯



さ  :  チューチュー


〇  :  さくらはいつもと変わらず哺乳瓶で笑


蓮  :  流石に食べられないからね笑


ル  :  バクバクバク


蓮  :  ルテのご飯もちょっと豪華にしたんだ〜


〇  :  だからこんなにがっついてるのか



円錐の帽子をつけたまま食事に集中するさくらとルテ



蓮  :  だから〇〇もいっぱい食べて?


〇  :  もちろん。ありがたく頂戴するよ



家族暖かくご飯を食べ進める






ご飯も進みお酒も入ってきたとき



蓮  :  さくらはいこれ渡してみて?


さ  :  あうっ



〇〇への誕生日プレゼントをさくらに渡させようとする


さくらの手でも持てるぐらい小さい箱



〇  :  おっ渡せるかな?


蓮  :  はいどーぞって


さ  :  あぃっ



しかしその箱を投げてしまうさくら



〇  :  いたっ笑


蓮  :  あー投げちゃダメでしょさくら!


さ  :  へへ笑


〇  :  まぁしょうがないよ。来年にはできると嬉しいね


蓮  :  来年は頑張ってね?


さ  :  あぃ




〇  :  せっかくだから開けてもいい?


蓮  :  もちろん。さくらからのプレゼントだからね?


〇  :  さくらからなんだね笑



小さな箱を開けると一つの指輪が



〇  :  指輪?


蓮  :  そう。ちなみに私もつけてるんだ


〇  :  ペアリングなんだ


蓮  :  しかも右手の薬指用なんだ〜


〇  :  そうなんだね


蓮  :  左手は結婚指輪だから右手にしたんだ


〇  :  ありがと



そう言って指輪をつける



〇  :  どう?


蓮  :  へへ笑似合ってる


〇  :  ありがと






さくらとルテは寝てしまった


机のものを片付けずソファに座り直す


身を寄せ合って手を繋ぐ



〇  :  今日は嬉しかったよ。ありがと


蓮  :  ちなみにまだ終わってないよ?


〇  :  え?


蓮  :  まだ私からのプレゼントがあるよ?



そういって立って隠していたプレゼントを持ってくる



〇  :  そこにあったのか、気づかなかったな笑


蓮  :  絶対〇〇なら気づかないな〜っと思ってそこに隠したんだっ


蓮  :  はいっ、誕生日おめでと


〇  :  へへ笑ありがと



プレゼントを〇〇に渡したらまた元の場所に戻り身を寄せる



〇  :  ん?なにこれ


蓮  :  これお酒だよ。バーボン、〇〇好きじゃん?


〇  :  好きってアニメのキャラの話でしょ笑


蓮  :  まぁ気にしないでよ


〇  :  まぁ飲んでみたかったから嬉しい。ありがと


蓮  :  ちなみにおつまみも入ってるよ


〇  :  なんでこれにしたの?


蓮  :  〇〇呑むの好きじゃん?だけど最近呑めてないだろうなと思って


〇  :  ...



一瞬の沈黙から蓮加に口付けする



蓮  :  えっ...


〇  :  へへ笑ありがとね


蓮  :  ...んもぅ///酔ってるでしょ〇〇


〇  :  もう冷めてるけど?笑


蓮  :  じゃあやばいね〜?笑


〇  :  へへ笑


〇  :  よかったらこれで飲み直さない?


蓮  :  もちろんっ



いつもより豪華だけど変わらずほのぼのした誕生日を過ごした二人



両手の薬指に大切な指輪を二つはめて過ごす日常






続く

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