終戦の日に思うこと。

『Big Brother』と『みどりのゆび』

今日は日本が戦争に負けた日だ。本当の終戦の日は、ポツダム宣言が受諾された8月14日だと言うが、日付よりも大事なことがある。
日本はこの戦争に負けたことによって、日本国憲法が制定され、第9条により、
国が守られることになった。
けれど、今もどこかの国で戦争が起こり、日本のこども達、もっと言えば、大人も
幸せな人ばかりとは言い難い。

現在の世の中は資本主義で、力が強い者が勝つように見えている。
けれど、みんな忘れてるんだ。所謂カーストって言われるもの、本当はそんなもの
幻想でしかない。あのピラミッド型の図を良く見てみて欲しい。
底辺だと言われているものの数、頂点の人間より圧倒的に多い。なのに、最初から
何も変わらないと諦めて、ずっと権力に従ったままだから、嫌なことが繰り返されている。

最近になって、核 P-MODELの『Big Brother』を聴き、来年のかわさき演劇まつりの演目が、モーリス・ドリュオンの『みどりのゆび』に確定したので、読んでいるけれど、

実はどっちも戦争のくだらなさを大々的に表現している。


P-MODELの平沢進さんは、現在70歳。つまり、戦後生まれだけれど、何処かまだ戦争の残り香みたいなものは肌で感じていたと思う。
この曲のサビの歌詞は本当は絶対に連呼してはいけないことも、今も現役で格好いい大先輩は暗に伝えてくれている。

『みどりのゆび』は、タイトルの通り、みどりのゆび(親指を押し付けると、そこに植物や花がはえてくる)を持つ少年チトの物語だけれど、

鳳仙花の粉でじんましんになったり、他の植物のとげとかでかゆいとか痛いとか大騒ぎしているくせに、戦争しようとしている大人はなにやってんねんって話だよね。

今、たった一つだけ願いを叶えられるよって言われたら、間違いなく

地球を助けてください

って言う。これが叶えられたら、私の全部のお願いは叶ってしまう。
目先の利益ばっかり追求してきたからこんなことになってる。
楽しいこととか、嬉しいこととか、なんで蔑ろにされているんだろう。
結局は全て自分に返ってくる。良いことも悪いことも。
だったら私は毎日笑っていられる日常がいい。

さあ、何をしようか。



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