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Tele「ロックスター」

はじめに

谷口喜多朗のソロプロジェクト「Tele」。Teleは2022年1月から活動を始め、その年に開催されたRUSHBALL2022にも出演し、同じ年の11月には自身初のワンマンライブ「東京宣言」を開催し、大成功に終わった。今年の9月からはワンマンツアー「祝/呪」で追加公演含め全国7箇所を巡る。デビューから今まで注目され続けているTeleのオススメ曲1つ目を紹介して行こうと思う。

ロックスター

私が真っ先にオススメしようと思った曲がこの「ロックスター」だ。この曲を最初に紹介しようと思ったのには明確な理由がある。それは私自身が初めて行ったTeleのライブであり、Tele着飾ろうとしない等身大の音楽表現を全身で浴び、1人のファンとして会場にいる全員と作り上げたワンマンライブ「nai ma ze」に参加した時の事である。キャッチーで可愛いBGMが流れる中初めて谷口喜多朗に会える事の高揚感で何とも不思議な気持ちになっていた。するとBGMが止まりサポートメンバーが登場してきた。Teleの登場を今か今かと待っていると、Teleがいない中この「ロックスター」のイントロが流れてきたのである。リードギターとドラムのパートが高揚感を最大限にまで高めてくる。そしてキーボードも加わると同時にTeleが走って登場してきた。あの時の衝撃の感動は今でも聴く度に思い出す。
なので私はこの「ロックスター」を真っ先に紹介しようと思ったのである。ではこの曲の注目して欲しい歌詞を紹介して行こう。

「あぁ、ロックスター。君が嘘をつき続ければ、大体退屈な彼女は息を続けるだろう。」

この歌詞はこの歌のサビで歌われている歌詞である。この曲のミュージックビデオではサビの前に舞台で演じる人(Tele)が顔を白塗りにしたり別の演者とセンターを交代したりなど、舞台裏での少しディープなシーンが映し出されている。そしてサビに入ると舞台に立って笑いながら踊るシーンが映し出される。その笑顔は自然な笑顔とは言い難い。「ステージの裏で悩んでいても、ステージに立ったら嘘をついてでも笑顔でいないといけない、完璧でいないといけない。」という自己暗示の曲にも聴こえてくる。
それに伴ってサビで繰り返し歌われる
「とっくにお前はさ、誰かにとって奇跡なんだって。」
という歌詞には自身を元気付ける為の曲にも聴こえてくるだろう。
また、MVの終盤にもう1人のTeleが舞台に出ているTeleを刺しているシーンがある。その刺したTeleは白塗りもしていない言わば「本当の自分」。僕自身の解釈だが、「完璧であるべき自分を本当の自分が苦しめる」というTele自身の表に立つ身としての内側に秘めた悩みの曲のようにも聴こえてくる。

おわりに

当初の予定では5曲紹介する予定だったが、あまりにも熱が入りすぎた為1曲ずつ紹介する事にした。いつになるかは分からないが自分のペースで紹介して行こうと思う。
それじゃまた明日。

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