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「青い葉書」岡崎直哉写真展@手紙社アートギャラリー

「青」が印象的な岡崎直哉さんの写真が好きです。
同じく、いえ私よりもずっと熱いファンである友人に誘われて写真展に行ってきました。

栃木県足利市出身のグラフィックデザイナーであり写真家、岡崎直哉(おかざき・なおや)さん。愛機の二眼カメラ・Rolleiflexを第三の眼・第四の目として操り、ブローニーフィルムに世界を切り取る。その視点が捉えるのは、まるで心象風景のように現れる静謐な景色。見覚えのあるものや懐かしい風景が新鮮な光をまとっていく。焼き付けられた写真をオリジナルの紙もの雑貨に落とし込み、自ら手作業でパッケージを手がける。

手紙社サイトより

と、その前にTEGAMISHA TERRACEで食事をしていると、もう一人の友人が現れて合流しました。約束していないのに出会ってしまうのが、私達らしい。

入り口すぐの、このスタンプに友人達と大盛り上がりです。

記念のスタンプ

スタンプのデザインも岡崎さんです。この「だるま」の中にCHOFU(調布)が隠れているとか。そして、調布プラス「福」の意味も込めているそう。深い。

では、展示フロアに入ります。

この2つの作品、大好き

作品は、以前に撮られていたものから「新作」まで。海外の風景も日本の風景もあります。

左は、「関西」とありましたので、奈良の若草山かも(鹿もいました)
右は、海外(ヨーロッパ)の運河のようです

こちらの壁は、前橋と長野で撮影されたものです。特別な場所ではなく、何気ない公園だったり住宅街だったりと、岡崎さんが「撮りたい」と感じた場所。

何気ない風景ばかりなのに、違って見える不思議
左は猫2匹、そして右には窓辺の静物2つ

在廊日だったので、岡崎さんは気さくに話掛けてくださいます。撮影した時の様子も話しがとても興味深く、視点というか何をテーマとしていたのかイメージができます。

ドイツの森と湖の連作
深い青が続き、その奥には・・・

奥の眩しい光、気になります・・・よね。

眩しい光の作品?
少し引いてみて
また近づくと

本物の窓です。この日は晴れた午後1時くらいなので、明るい青空。夕方になると西向きの窓なので、光の強さ、色が変わっていくでしょう。

タイトルは「刻々と」

タイトルがありました。「刻々と」

窓の形が正方形で作品の縦横比率に近い、と気付いて新作にしようというアイディアだそうです。うーん、これはやられた・・・
近頃、なかなか撮影に出掛けられず、新作の出展ができないかも、と心配していたそうですけれど😊

会場を後にする前に振り向いたときの風景

本物の窓からの風景ではなくて、岡崎さんのアナログ2眼カメラを通して四角に焼かれた風景を部屋の窓にしてみたい。
いつか、私の部屋から岡崎ブルーの世界を覗きたい、と思うのです。

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