71対56

これはまさしく小池百合子知事と蓮舫参院議員の現在の年齢です。
年齢の差が15あります。
読者の方は思ったよりあると感じましたか?
それとも相応の差だと感じましたか?
思ったより近いと感じましたか?

様々な見方はあるでしょうが、思ったより年齢差があると感じる方も
少なくないと思います。東京都知事というのは1400万人の東京都民の
命を預かる首長です。総理大臣を除けば、日本で最もハードな首長と
言えるでしょう。

多選批判こそ挙がりませんが、小池氏は2016年の画像と、
今年の画像を比べると明らかに身体が小さくなり、
脳はクリアかもしれませんが、行動のスピードが落ちています。
小池氏の再選を考える上で有権者として考える事は、
次の任期を満了した時に小池氏は後期高齢者になるという事です。

一方の蓮舫氏は高齢者にすらなりません。
4年後でも8年後でも高齢者にすらならずに現役世代であるという
大きな年齢というメリットがあります。

コロナ禍で小池都知事は明らかに疲労を抱えて業務を行っていた
時期がありました。顔色がかなり悪くなったのを覚えている方もいるでしょう。いくら野心があっても年齢は重ねる事は避けられません。

こうなると現役世代の蓮舫氏の方が、活動出来るのではないかという
視点も生まれてきます。どれだけ優秀な方でも70を超えると能力は
落ち始めます。それを回避する方法は今までの知識をしっかりと
有意識の領域の中に保存し、すぐに取り出せるトレーニングが必要です。
その最たる方法が読者なわけですが、一国のトップと同じ様な
スケジュールをこなす東京都知事がその時間を確保するのは難しいです。

一方の蓮舫氏は民進党の代表を降りて以来、立憲民主党では
非主流派や軽量級のポストを10年間続けてきました。
執行部にも入っておらず、リフレッシュした状態ではあるわけです。
新品のタイヤで走る56歳と、摩耗したタイヤで走る71歳。
これは相当パフォーマンスに影響すると考えられます。

蓮舫陣営が小池氏の年齢の事を問題提起すると、
それは新しい対立軸になり得るでしょう。
政治家、特に首長は消耗が多い職種ですので、
小池氏が75歳までパフォーマンスを続けられるか、
蓮舫氏のパフォーマンスと比べたら、どの様になるかを
有権者は真剣に考えるべきであります。

なら石丸氏でも良いのではないかという声が出ますが、
2万人の市の首長が1400万人の采配を取るのは、
極めて困難であります。700倍のボリュームを采配するには、
国会議員としての経験が必要です。
1400万人はカナダの首相と同格の経験が必要だからです。

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