水素自動車

僕の車は韓国のヒョンデ自動車で作ったネッソという車である。この車の特徴は燃料電池車、すなわち水素を燃料にして動く車である。車輪を動かすのは電気モータだけど、このモータに供給される電気を作るために水素を燃料に使う発電機を搭載した車であるのだ。水素で作った電気で動く車ということで正確な分類は水素電気自動車と言われている。日本でもトヨタが作ったミライという車が同じ仕組みの燃料電池車だと聞いた。(このネッソはヒョンデは日本でも販売している)

多分今までとは違う原理で動く車だから、まだ不完全な技術の車であることは間違いない。でも内燃車と違って、二酸化炭素を出さない(水素を燃やしたら酸素と純粋な水しか発生しない)車なので韓国政府はたくさんの補助金をばら撒きながら普及に力を入れている車種である。これを補助金なしに購入したら外国産の高級車より高い値段になるはず。僕もそれに釣られて21年12月にこの車を購入した。

確かに内燃車に比べたら静かだし、運行しても地球温暖化の防止に貢献しているという至極主観的な満足感を持っている。(燃料に使用される水素の製造には二酸化炭素が出るけどそれはさておきたい😅)

もちろん燃料を補給する水素ステーションがまだかなり少ないのが不便さの一つ。これから全国に作る計画はあるけど、こういうバラ色の政策は大体計画通りにはいかないのが常のことだ。韓国政府の元々の計画では2023年まで全国的に水素ステーションを300ヵ所以上作る予定だったけど実現したのはその半分だけ。でも昔に比べたら確かにだいぶ増えたので着実に計画は進んでいると思ってもいい。

でも何よりの短所は技術の未熟さ、不完全さである。
要は故障になる可能性が高いんだ。もちろん乗るたびに問題が発生するのではないけど、長距離運行になるとやっぱり不安になる。

でもこの車を乗るたびに地球温暖化の防止に一役かっていると思うとやっぱり妙な魅力がある車であることは否めない。次の車もこういう水素電気車を買いたいと思う。なので次世帯の水素車はもっと完成している技術で作られることを切に願う。


車の正面。ヒョンデのマークがでかい。
最近の問題発生。警告の文章は‘燃料電池システムを点検してください‘との内容。
幸いすぐに修理ができて運行できた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?