見出し画像

ツバメ

文月 

日本ではツバメが子育ての季節を迎える。

ツバメは1日300回以上餌を取ってきて巣に戻り、雛に与えることをご存知だろうか?

・・・

シンデレラファイトシーズン3のグループBに登場した山本亜衣pは母親プロ雀士。

画面で見る山本pから母親感を感じることはほぼない。

とはいえ少なくとも時間的制約はあるだろう。それがゆえに、神経を研ぎ澄ませて打牌しているように思えた。


東4局1本場

配牌は超絶大三元を感じさせるラインナップ

しかし、母親というものはリアリストであるべきなのか。

中はポンしたが、僅か4巡目にリャンメンチーして白を早々にリリース。

振り返って中ポンは大三元本戦ではなく、普通に早く上がりにいったとうことか。(この局はその後降りを選択)


しかし、展開が向かなかった

南3局4本場

残り局数が少ない中、積極的に鳴いて、やや強引にタンヤオで決着をつけにいくも手の中に危険牌が蓄積。

思案中
まずは中筋6pから外していく
このタイミングで望月pテンパイ なんと4p待ち・・・4p?
いや~山本p 4pもあたりだけど2sも小西pにあたりなのよ

こんな状況に追い込まれたら誰も無事には帰れない

4pで放銃となってしまう

何が悲しいってこのらぶたんの表情ですよ(らぶたんと呼ぶことをお許し下さい)

この悲しみに暮れた表情に私も大いに悲しくなった

いや、そんな展開はないじゃない!!って怒りたい(←余計なお世話)


母は負けもする。

山本p敗退となった。



山本pは娘さんに 試合に行かないとお金がもらえないんだ といって、娘を納得させて家を出たエピソードを話していた。

働くお母さんは強く、そして美しい。

麻雀プロとして、声優として、いろんなところを飛びまわり、娘さんにお金(ごはん)を取ってくる、そんな姿に私は母ツバメをイメージする


煌く水面の上を
夢中で風切り翔る
翼をはためかせて
あの街へ行こう
海を越えて
僕はそう小さなツバメ

YOASOBI ツバメ より


いつか娘さんも画面越しに山本pが活き活きと働く姿を見る日が来るだろう。

それはいつか開かれるシンデレラファイトの決勝かもしれない。

(もしくはファイナル・ファンタジーのキャラクターの声)


よろしければサポートお願いします!