「世界の矛盾」と思い出した曲のこと

始めに
先日のアニバーサリーライブに参加された皆様にお礼申し上げます。当該曲が公式動画でアップされたことは皆様が盛り上げてかつ大きなトラブルが発生しなかったからだとあらためて思いました。
動画で見ないと書くことが難しく感じられましたので。

曲を聞いて
僕が10代前半だった頃より「現実に起きていること」がどれだけ悲しく、それが何十倍にも増加している感は否定できませんでした。
日常でも「聞くこと」の難しさは同じで、そこから先が「もっと難しい」ことを考えることがあります。
自分が冷静でいるから、他人に呼びかけられるかなと。冷笑的態度じゃなくて、事実と感情を区別して話すためにも。

「旅人算」の収録曲で歌詞に「夢」が入る曲は複数あります。その中でもこの曲で使われる意味が重くて、考えさせられることがあると思います。遠い世界のことでなくても身近なことでさえも。
見た夢が「ネガティブ」なことで覚めた時に見る光景が、夢の中よりもネガティブなそれであっても理想を描き続けられるかを試されている気がします。それは、私の性格が比較的ネガティブなことに因っていることもありますが。
反対に見た夢が「ポジティブ」なことであれば、一層理想を描き続けることと、色々と試していくことが大切と言えます。


ライブ映像を振り返って
パフォーマンスが落ちていないし、強さと柔らかさのバランスが取れている印象を受けました(あまり上手くない表現ですが)。
指先を向ける場面で、メンバー間の信頼関係が2年弱で深まっているように解釈できました。
セリフの所は誰もが良いのですが、望月(りの)さんに関してのみ言うと「強さの中にやさしさが感じられることが良い」と思いました。「曇り空の向こうは晴れている」の時は反対に「やさしさのなかに強さが感じられたこと」が良かったです。
曲を理解した上でセリフに気持ちを乗せて言うこと彼女の長所なので、今後も原曲に則ってセリフを言うだけでなく臨機応変に対応している場面が見られることを期待します。
来夏になったら「全員揃って」披露する所が見たいです。その時は「世界の矛盾」が少しだけでも解決されるように。


思い出した曲のこと
「世界の矛盾」を最初に聞いて1986年にリリースされた「アニメじゃない」を思い出しました。
「機動戦士ガンダムZZ」の前期主題歌であることをご存知の方も多いかと思います。
「アニメじゃない」という意味が「現実に起きていること。その一つが戦争だ」という解釈をどこかで見ました。1986年も「言葉の代わりにミサイルを撃っている現実」があったので、「確かにそうかも」と思った次第です。
この曲でも「夢」が入っていますが、それを忘れがちなことを思い知らされます。「夢を忘れた古い地球人よ」というのが今でも心に残っています。

最後に
noteでの初投稿から約一か月が経ち、拙い文章にお付き合い頂いていることにお礼申し上げます。
今年はこれが最後ですが、来年もよろしくお願いいたします。
次回は「曇り空の向こうは晴れている」について書きます。






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