ケセラセラ

この言葉を最初に聞いたのは映画好きの母からだった。料理をしながら映画音楽を口ずさんでいたのを覚えている。
言葉の意味を知ったのは高校生の時。ネガティブで心配性で自己肯定感の低かった私に恩師が教えてくれた魔法の言葉。今まで何度救われたことか。
そして去年、ミセスの曲を聴いてMVを見た時、「ああ、私も昔こんなだったなぁ。あの苦しんでいた頃に出会いたかった」と思った。でも実際はいつも自分に言い聞かせて生きてきたのだと思う。生まれた時から何度も死にかけたけど、今は毎日小さな幸せを感じながら生きている。
年を重ねても相変わらず心配性ではあるけれど、周りにポジティブな人がいれば少しは前向きに考えられるようになってきた。
「私を愛せるのは私だけ。生まれ変わるならまた私だね。」なんて素敵な歌なんだろう。今はまだ歌えないけど、いつか歌えるようになりたい。


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