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第312回、言葉は生き物という事を語ってみた


前々回に、自転車の事を書いて気が付いたのですが、自転車ってひらがなで書くと「じてんしゃ」であって「じでんしゃ」ではないのですね。

何を当たり前の事をと思われる人もいるかも知れませんが、自分を含めて、自転車を「じでんしゃ」と言う人は、結構いるのではないでしょうか?

ちなみに「じでんしゃ」を自動変換すると、字電車になってしまいます‥

これと同じ様な物に、雰囲気という言葉があります。
雰囲気もひらがなで書くと「ふんいき」が正解なのですが、ふんいきなんて言葉で話している人は、あまりいない様に思うんですよね。
殆どの人は「ふいんき」と言っているのではないでしょうか?
ちなみに「ふいんき」も自動変換させると、不インキになってしまいます。

自分はここで別に、言葉の間違いを指摘したい訳ではありません。

「世の中、正しい事よりも、間違っている事が一般的に浸透をしている物が結構あると思うのですが、それって本当に間違いだと言えるのだろうか?」という事を言いたいのです。

学術的には間違っていても、社会全般に浸透をしている時点で、それはもう間違いとは言えなくなるのではないかと思うのです。

自分は言葉に詳しい訳ではないので、ネットで軽く調べた程度なのですが、乳離れ=〇ちばなれ、 Xちちばなれ
依存心=〇いそんしん、Xいぞんしん
間髪 =〇かんはつ、 Xかんぱつ
等の言葉が例にあげられていましたが、もはやX側の言葉の方が一般的には正しい事になっている様に思います。
ちなみにこれらの言葉は、X側の入力でも、パソコンの自動変換にきちんと対応をしていました。

また今回とは主旨が少し異なりますが、本来の意味とは違う意味で使われている言葉として、「破天荒」「確信犯」「失笑」等がある様です。

しかし自分は思うのです。知識として正しい言葉を知っておくのは、決して悪い事ではない様に思うのですが、言葉の正しさにあまり拘る必要もないのではないだろうかと。

言葉には長い歴史の上に成り立って来た、深い意味があるのだとは思うのですが、同時に、その時々の時代と共に変化をして来た生き物でもあります。

こうした間違えた読み方が一般的に定着した物を、慣用読みと言うそうで、代表的な物としては、
お茶 おさ    ⇒ おちゃ
情緒 じょうしょ ⇒ じょうちょ
消耗 しょうこう ⇒ しょうもう
等の言葉が、例としてあげられていました。

「なんだそういう物って結構あるんだ。そう言うのを慣用読みと言うんだ」

自分が今回言いたかった事は、社会的に既に定着をしていた事だったので、改めて自分が言う様な事ではありませんでした。

ただ自転車や雰囲気の様に、今正に変わりつつある言葉ってあると思うのですが、そういう言葉も将来的に、慣用読みにならないとも言い切れないので言葉の正しさを、あまり気にしなくてもいいのかなと思っているのです。

今内容と関係がありませんが、鬼滅の刃は、面白いですね。
敵味方共に、魅力的なキャラがいるのがいいです。男性キャラでは、時透無一郎が一萌えです。
自分の一番のお気に入りは、堕姫です。と言いつつ、甘露寺さんの画像を載せてしまいました。
自分が敬愛するドクター・オクトパス を上回る、華麗な帯攻撃がたまらないのです。

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