第240回、ダッチ・ワイフンの黄昏(たそがれ)
アイにAI少女戦士になる事を断られたダッチ・ワイフン(ダッフン)は、
河川敷で黄昏(たそがれ)ていた。
少女「まるつつ‥」
突然少女に声をかけられたダッフンは驚いて、声のする方を見上げる。
そこには、6歳程の幼い少女が、こちらを見て立っていた。
ダッフン「あなたは、誰ダッチ?」
少女「ミーは、ミー マイン。 あきづき ミー マイン」
ダッフン「? 「ミー」ダッチ? 「マイン」ワイフ?」
少女「ミーは、ミーなのマイン。 あきづき ミーなのマイン」
どうやら、マインという語尾を付けて話す少女のようだった。
ダッフン「変な子ダッチ。変なしゃべり方をするワイフ」
人は自分のくせには、なかなか気づかない物である。
ミー「あなたは、なにマイン? まるつつ‥さん?」
ダッフン「自分は、エローラ様の精霊使い魔の「ダッフン」ダッチ。
この形状時の自分は「テン〇」というワイフ」
ミー「テン‥ なまえ、かわいくないマイン」
ダッフン「仕方がないダッチ。お気に召さなければ、他の姿になるワイフ」
そういうとダッフンは、ピンク色のアクセサリー状の姿に変身をした。
ダッフン「この形状時の自分は「ピン〇ローター」というダッチ。エローラ様のお気に入りの姿ワイフ」
ミー「ピン‥ ピンちゃん、マインっ!」
少女はこの形状のダッフンを、えらく気に入ったようだった。
ミー「それで、ピンちゃんは、ここでなにをしてたのマイン?」
ダッフン「アイちゃんという子に、AI少女戦士になるのを断られたダッチ」
ミー「しょうじょせんし‥ それ、ミーにも、なれるマイン?」
ダッフン「エローラ様のデータチップがなければ、ムチムチな体の、20歳のAI少女戦士になるのは無理ダッチ。自分の力では、せいぜいピチピチな体の17歳の少女になるのが、精いっぱいワイフ」
ミー「ピチピチ‥ 17さい‥」
ダッフン「しかも自分には、エローラ様のような、えっちぃ衣装を生成する事なんて出来ないダッチ。せいぜいスクール水着とブルマの体操服程度しか生成出来ないワイフ」
ダッフンは、エローラ以上の萌えポテンシャルを持っているのだった。
ミー「ミーそれほしいマイン。ミーが、しょうじょせんしになるマイン!」
ダッフン「せっかくだけど、駄目ダッチ。これはプ〇キュアの変身ごっことは違うワイフ。もっとエチエチな戦いになるダッチ」
ミー「ミー、がんばるマイン! エチエチなたたかい、やるマイン!!」
ダッフン「いやだから、幼女はさすがにコンプライアンス的に無理ダッチ。今そういうのが、とても厳しい時代ワイフ」
そう言いかけたダッフンだったが、少女が手をかざすと、それ以上話をする事が出来なくなり、意識がもうろうとするのだった。
ミー「あなたはきょうから、ミーのせいれいマイン。わたしのいうことにはしたがうマイン」
ダッフン「はいダッチ‥ ミー様のいう事を、何でも聞くワイフ‥」
こうして半ば強制的に、ミーの精霊使い魔にさせられたダッフンは、17歳に変身する力を手に入れたミーと共に、AI幼女戦士モエモエムーンとして活動するのだが、その様子が描かれる事は、コンプラ的に永遠にないのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?