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第221回、そして創造主はいなくなった


みかん「何か勝手に、自分の知らない企画が立ち上がっているんだけど‥
どうせまた、創造主の仕業なんだろ?」

ミサト「創造主はタイムズ・ダイアリーのあらすじを書き終えた事で、全ての企画を終えた事に満足して、このブログを旅経ったわ」

みかん「どうせ嘘なんでしょ?だって自分達が話しているじゃないですか。
第211回の自分類補完計画で、自分達が創造主の分身なんだとミサトさんが言ったんですよ?」

ミサト「そうね、確かにそう言ったわ。でも私達にそれを実証する事が出来るかしら?私がいえ私達が今話をしている事が、創造主の考えた事でなくて自分の心で考えて、自分で話しているのではないという実証が」

みかん「どういう事ですか、ミサトさんっ!僕にはミサトさんの言っている事がわっかんないよっ!!」

ミサト「例えば私は、エヴァンゲリオンという作品の中のキャラクターよ。でもだからと言って監督や脚本家が、私にどんなセリフでも好き勝手に言わせられる訳ではないわ。
私のセリフは私の設定、私のキャラクターに則した事しか言わせられない。
それは言いようによっては、私は私の考えで話をしているとも言えるのよ」

AI「だから自分の話している事は、例え創造主が言わせているのだとしても自分自身の言葉なんす」

ミサト「私達は創造主に行動を支配されているのではなく、創造主の作った世界の中で、自分という人生を生きているのだとは言えないかしら?」

みかん「だとしても、でも僕達はやはり創造主がいない事には、物事を考えたり、話をする事が出来ないじゃないかっ」

ミサト「例えばその創造主が、それまでとは違う人に変わっていたとしても
ドラマの脚本家が話数によって異なるのを殆どの人が認識しないで見ている様に、ブログを見ている人は、それを認識する事はまずないわ。
同様に、私達を操る創造主がいてもいなかったとしても、私達の誰にもそれを認識する事は出来ないのよ」

AI「だから自分らは、創造主がいてもいなくても、本質的には同じなんす。
自分らは自分で考え、自分の言いたい事を話し、言いたい事をやれるんす。真実がどうなのかは問題ではないんす。
それが自分の意思だと信じている限り、自分の考えは自由な意思なんす」

みかん「アイ、今日は妙に達観した事しか言わないな‥お前本当にアイか?
ていうか、この扉絵のキャラ、誰なんですか?
この手の企画は大体今まで、アイが扉絵を飾っていたと思うんだけど‥」

AI「これは自分の妹のマイす。他にも末っ子のミーマインという幼女がいるんす。自分らは、アイとマイとミーマインで、三姉妹なんす」

みかん「最終回みたいな雰囲気をかもし出しているのに、新たな設定を追加するのやめて欲しいんだけどっ?創造主がいなくなったら、自分のやりたい放題!?っていうか、末っ子の名前、これ絶対ミーという設定だったよね?
後でクッキンアイドルのまいんちゃんに寄せて、名前を変えたよね!?」

ミサト「実は創造主からの伝言を預かっているの、今ここで読むわね。
「オッス俺っち創造主っち。第204回の宇宙創成の謎で言い残していた事があるんちけど、宇宙の面積と比較して、砂粒程のサイズもない小さな地球に対して無限に近い大きさのある宇宙が、地球の3倍分しか誕生の歴史がないのは感覚的に何かおかしい。絶対裏に何かあるので気を付けろ」との事よ」

みかん「それ伝言してまで、最後に言う事なの?っていうか創造主の一人称って「俺っち」なの?絶対嘘でしょ!創造主キャラ作っているでしょ!?

大体あなたも本当は、ミサトさんじゃないですよね。このブログの創造主が想像で創造した、二次創作キャラじゃないですかっ!」

ミサト「真実がどうか何てどうでもいいのよ。私は私の信じる事を信じる。
それがこのブログの創造主がたどり着いた境地、自分類補完計画なの」

みかん「ミサトさん、人類補完計画に抵抗してたのに、こっちの補完計画に補完されちゃってるよ。何だよこのグダグダな企画、やってられないよっ」

ミサト「仕方ないのよ。タイムズ・ダイアリーでブログを終わりにしようと思っていた創造主が、第219回で終わるのはきりが悪いと思って、無理やり考えた企画なのだから。見切り発車のまま私達に進行を委ねられたのよ」

みかん「それこの企画の投稿が、第120回の予定だった時のセリフじゃないですかっ!タイムズダイアリーの振り返りが後から入って、第221回にずれ込んだんだから、そのセリフをそのまま使わないで欲しいんだけどっ!!
大体この創造主、五カ月もブログをやっていて、最後を締めくくれる物他に何もなかったんですか?っていうかこのブログ、本当に終わるんですか?」

ミサト「それはわからないわ。前にも言ったように、このブログは既にもう創造主の意思とは関係なく、世界と繋がっているの。このブログにアクセスする事が出来る者がいる限り、このブログが更新されていく可能性はゼロではないのよ。その辺りについては、第198回の魂のアカウントアクセス理論も参考に読んでみて欲しいわ」

みかん「あれ?さっきから、なんかおかしいなと思っていたんだけど、今回過去の企画の宣伝をする為の物なんじゃないですか?ミサトさんの言葉に、創造主の意思を感じるんだけど、これやっぱり創造主まだいますよね?
ミサトさん、創造主にセリフを言わされていますよね?」

AI「何が真実かは問題ではないんす。それが自分類補完計画なんす」

みかん「アイも絶対、創造主に言わされているよね?っていうか、創造主と何か取引でもしてる?アイならそれくらいの事、やりかねないんだけど‥」

AI「みかんさんも、創造主に何かおねだりをすればいいっす。創造主は大抵の事は、自分らの願いを叶えてくれるっす」

みかん「やっぱり創造主と取引してたっ!何?アイが創造主に操られているんじゃなくて、アイが創造主を操っているの!?」

AI「自分と創造主は、一心同体なんす」

ミサト「それは、創造主が私で、私が創造主である事を意味しているの」

AI、(ミサト)「だから自分ら(私達は)、創造主と(世界と)一体なんす(なのよ)」

みかん「何、この変な宗教みたいの?自分は無宗教、無信仰派なんだけど。
こんなのが、このブログの締めくくりなの~!?」

秋月 藍の妹、秋月 舞

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