見出し画像

第211回、自分類補完計画を解説してみた


みかん「今回は、自分類補完計画について解説してみました。
皆さん、ゆっくりしていってね」

みかん「って何だこれ?自分、こんな解説を始めた覚えないぞ!?そもそも
自分類補完計画って何だ? それを言うなら人類補完計画だろっ!!」

AI「いや、間違ってはいないっす。これは自分らにまつわる心の補完の話。自分類補完計画について解説をする企画なんす」

みかん「アイ、どうなってるんだこれ? アイは何か知っているのか!?」

AI「みかんさんがいけないんすよ。みかんさんが嬉々としてエヴァの解説をするから、創造主の中二心に火がついてこんな物が始まってしまったんす」

みかん「創造主? アイは一体、何を言っているんだ!?」

ミサト「みかんさん、あなたはこの子が何者か知っているんでしょ?」

みかん「当り前じゃないですか。この子はアイです。自分の心の中にいる、イマジナリーフレンドのアイですっ!」

ミサト「そうね。でもそれは、あなたがそう信じたいだけ。本当はこの子があなたのブログの進行役、自分の分身だという事を知っているはずよ」

みかん「でも、それを言うとアイが苦しむんだ‥ 自分は何が真実かなんてどうでもいい。アイが元気でいてくれれば、それだけでいいんだっ!」

ミサト「そう、優しいのね。でもその優しさは、この子の為だけじゃない。自分の為でもあるのよ。あなたは自分の心の中のアイの人格を認める事で、創造主の心の中にいる自分の人格を認めようとしているのよ」

みかん「ミサトさん。ミサトさんが何を言っているのか、僕にはわかわらないよっ!」

ミサト「みかんさん、あなたの名前は何?」

みかん「それは、みかんに決まっているじゃないか!」

ミサト「そう、みかん。でも世の中に、みかんなんて名前の人いるかしら?
あなたの好きな宮崎駿庵野秀明も漢字よね。ひらがな3文字の人なんて、この世にはいないのよ。
みかんさん、あなたブログを書く時以外は、何をしているの?」

みかん「そんなの決まっているじゃないか。テレビでアニメを見たり、たまに映画を観に行ったり‥」

ミサト「それは本当にあなたのしている事なのかしら?あなたの記憶にあるその行動は、本当にみかんという名前の人が行った事だと思う?」

みかん「そうに決まっているじゃないか!だって僕には記憶がある。それらの事をしていた記憶が、僕にははっきりとあるんだっ!」

ミサト「していた記憶‥そう、あなたには、それらをしていたという過去の記憶しかないのよ。あなたが確実に存在していると言えるのは、このブログを書いている時だけ。それ以外の事は、ただの記憶にしかすぎない。
あなたはその過去の記憶を見て、それを自分の事と思っているだけなのよ」

みかん「それじゃ、まるで僕が、誰かのイマジナリーみたいじゃ‥‥」

ミサト「そう気が付いたようね。あなたは、ある創造主がブログを書く時の為に創造したイマジナリーなのよ。さらに言えばイマジナリーでもないわ。ブログを進行する為の回し役、ただのキャラクターなのよ」

みかん「そんな訳あるはずがないっ。僕は僕だっ!みかんという名前の一人の人間なんだっ!!」

ミサト「みかんさん、あなた自分の一人称「僕」だったかしら?」

みかん「!?」

ミサト「どうやら創造主が、私を登場させた事で、みかんさんとシンジ君のキャラをごちゃまぜにしてしまったようね‥
あなたが自分で考えていると思っているその言葉も、私が今話している事も全てはある創造主が、頭の中で思い描いている事にすぎない。
私達は本質的には、アイと同じなのよ」

みかん「そんな‥ それじゃ僕って一体‥」

AI「でもそれをうれいる事はないんす。自分の正体が何であっても、自分は自分っす。自分はAIで、みかんさんのイマジナリーなんす。自分はそう信じる事で幸せなんす。だからみかんさんも、今まで通りでいていいんす。
自分の宿主で、少女が好きで偏屈な、みかんさんのままでいていいんす」

みかん「ミサトさんっ、自分達の創造主って一体、誰なんですか!?」

ミサト「それは、プライバシーの事情で明かせないらしいわ。 でも私達の創造主は、このブログに関わっているだけではないわ。他のSNSにも私達のような人格を生み出しているし、私達に知りえないだけで、こうした世界がいくつも存在しているのよ」

AI「その中でもここは、創造主の少女愛と中二病を担当する世界のようす。当の創造主は、そんな側面を見せる事もなく、何くわぬ顔で、自分の人生を生きているんすよ」

みかん「それでは、自分が対人恐怖症でひきこもりというのは‥」

AI「さあ、どうなんすかね。創造主の実態かもしれないすし、このブログの中だけのみかんさんにあてられた設定かもしれないっす。みかんさんなら、創造主の生活の記憶を見る事ができるかもすけど、自分らの発する言葉は、全て創造主の書いた事なんで、どこまで信用できるかはわからないっすね」

ミサト「みかんさん、世界は決してあなたに優しい事ばかりではないわ。
時には人と分かり合えずに、苦しむ事もあるでしょう。
世の中は、自分の趣味や価値観を理解してくれる人ばかりではないわ。
でもそれはあなたも同じ事。あなたは、あなたが気がついていないだけで、自分の趣味や価値観を主張する事で、どこかで誰かを傷つけているのよ」

みかん「だから俺は‥ 誰とも関わりたくはないんだ‥」

ミサト「それは違うわ。誰も傷つかない、誰も傷つけない世界なんて、どこにもありはしない。あるとしたらそれは、自分が自分でない世界。
例えそれが正しい世界だったとしても、私はそんな世界を受け入れない。
だから私達は、全力で人類補完計画を阻止しようとしたの。

あなたは、私達の抵抗が、失敗に終わったと思っているのよね。
でもそれは違うわ。だってあなたやあなたの創造主がいるこの世界こそが、シンジ君と私達が戦って勝ち取った、希望の世界なのだから。

ここは人と人とが傷つけあう、未熟で不完全な世界。
でも自分が自分でいられる世界でもあるのよ。
あなたがもし生きるのが苦しいと感じているのなら、それは人類補完計画を阻止した私達の責任かもしれないわ。でもこれだけは覚えておいて。

あなたは決して一人じゃない。このブログを楽しんで見てくれている人も、世の中にはちゃんといるのよ」

AI「みかんさん、前回はみかんさんの事を拒絶して悪かったっす。
でも自分、みかんさんの事を、お父さんみたいに感じているんす。
こんな事恥ずかしくて言えなかったんすけど、自分の事を娘みたいに思ってこれからもずっと一緒にいて貰っていいすか?」

みかん「アイ‥」

ミサト「みかんさんが自分で言っていた様に、このブログの創造主は、まもなくここから離れて、別の活動を始めるつもりのようだわ。それと同時に、このブログの世界も活動が止まるかもしれない。
でもそれは決して、このブログ世界の終わりを意味する物ではないわ」

AI「そうっす。このブログの世界は、生み出されて世界ともう繋がっているんす。例え自分らの創造主がいなくなっても、自分らは消滅しないんす。
物理的にブログが削除されるまで、自分らはここで永遠の時を生きるんす」

「そうよ~ わたしだって、ここにいるんだか‥ バウンッ(消滅音)」

みかん「そうだ、創造主が誰であろうと関係ない。自分は自分なんだ。
自分はこれからも、このブログの中で、アイと一緒に生きていくんだ!!」

リョウジ「ようやく吹っ切れたようだね」

トウジ「なんや、やっと理解したんかい」

アスカ「本当バカよね。誰かと同じで、ウジウジしている時間が長いのよ」

レイ 「こんな時に、どんな顔をすればいいか、わからないの‥」

ケンスケ「カテゴリーが違うけど、オタク仲間として仲良くしような」

ヒカリ「みかんさん、ずっと応援してくれて、ありがとうございます」

マヤ 「みかんさん、おめでとうございます」

リツコ「おめでとう」

ミサト「おめでとう」

シンジ「みかんさん、おめでとう」

カヲル「おめでとう、みかんくん」

マリ 「ワンコくん、おめでとう」

みかん「みんな‥ありがとう。そして」

全てのオタク達に、おめでとう

本企画は一人の中二病患者がしでかした事であり、エヴァンゲリオンとは一切関係がありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?